多田耕太郎BLOG

昨日、気仙沼の吉田さんと連絡が取れて、無事が確認できました。自宅が高台にあり津波からは、かろうじて免れ家族全員無事だったそうです。生活できる空間がどうにか確保出来ているけれど、電気、水道が通じず、親戚の二家族が一緒に暮らし、薪ストーブで暖をとり、風呂には全く入っていないとのことでした。
電話で話をしていると、吉田さんは明るい声で多田さんも頑張ってくださいね、と逆に励まされてしまいました。
吉田さんとは、五年ほど前に知り合い、さくらんぼの注文を頂き、到着すると、いつも楽しい電話を下さいました。
その上に季節ごと、サンマや牡蛎、ホヤ、鮑などを送っていただいていました。
今、私は剪定、摘蕾の作業をしながらこれからたくさんの人手と資材を投入し、はたしてさくらんぼの販売や輸送が可能になるのだろうか、放射能による汚染から免れることができるのだろうか、とかの不安を抱いています。
でも、私が作ろうとしているサクランボにはひとつも手抜きの出来ない時期になり、不安を胸の奥に閉じ込めて6月の収穫時期には、たくさんのお客様によろこんでいただけるサクランボを作って行かなくては、と思っています。
天候不順が続く中、震災後の仕事の停滞を取り戻すため、今日から改めてネジを巻きなおして頑張ろうと思います。
吉田さんと連絡がとれた後に、改めて思ったことです。


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