多田耕太郎BLOG
10月4日 冷涼な秋の朝です。
昨日で稲の刈り取り籾摺りもすべて終了して、米作の作業を切り上げることができました。機械化と基盤整備が進んだ米作は昔ながらの農作業というイメージからは遠いものになってしまったように思います。でも、合理化され均一で高品質な米作が明るい未来を見通すことが出来るかというとけっしてそんな事はないと思います。今の米の作り手として生産コストを考えれば、またまだ合理化されていないと感じるところもあるのですが、消費量の低迷と輸入米との価格差で米価が下げ止まらない現状について思いを巡らせると明るい気持ちで収穫の喜びを語ることが出来ないのです。それはほとんど価格、手取りの収入の低さに由来しています。
米作りが終わった翌日の朝に、サクランボ畑を眺めながら、すこし「愚痴」をこぼしてみました。
2010.10.04:
多田耕太郎
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