多田耕太郎BLOG

もう、何日もしないうちに本格的な収穫になりますが、昼と言わず夜と言わず、肥大によって起こる僅かな実割れの心配をしています。
水分管理は私の手の届く範囲ですが、それ以外の日射量や温度は多少の加減は出来ても大きく変動するのを祈るような気持ちで見守る以外ありません。
葉詰みを行なうのを極限まで我慢し一気に肥大するのを待つのです。なおかつ着色もまんべんなく廻るようにしようとすることは葉摘みのタイミングの見極めが一番のポイントになります。
本当にいいものをつくるということは、自然を相手にする以上、大きなリスクを抱えていることではないか、そのリスクをしのぐすべや思い切りよく決断できる気持ちを持つことではないかと、最近思うようになりました。
こんなことを考えながら、さくらんぼを作っている者として、私の自信作のさくらんぼがあと十日後位に、たくさんの方々の口に入り、一瞬の味わいを残すことになるのでしょうが、その時、僅かでも作り手の想いや、育った環境を感じていただければいいのですが。


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