大東住宅株式会社/米畑哲也
▼木目と木肌
木を切ると、よく柔らかく白い部分と固く黒い部分があります。
白い部分は『春目』と呼ばれ、春から夏にかけて成長した部分。
黒い部分は『夏目』と呼ばれ、夏から秋にかけて成長した部分なんだそうです。
この季節によって異なる部分が層となり、皆さんがよく目にする『年輪』と
なります。
木目は、その年輪の切り出し方によって(柾目)と(板目)に分かれます。
こうして現れる木目は、自然界にしかつくれない不規則なリズムを刻んで
います。
そのリズムには、四季のうつろいや気候の変化によってもたらされた自然な
ゆらぎが存在しています。
このリズムが、木目を見る人の心身を癒してくれます。
さらに木肌は、人の目に有害な紫外線の反射が少なく、逆に波長の長い光を多く反射
するため、見た目にあたたかいという特性を持っています。
これらの視覚的に人を癒す特性は、インテリアに木材が3割くらい現れている
だけでも十分に発揮されるんだそうです。
住宅の仕上げにもどんどん木材を取り入れて、お客様に物だけでなく『癒し』 も提供していきたいものですね。
2010.10.15:t-yone
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