お盆休み、立山連峰 剱岳で登攀をして来ました。
3泊4日の予定で、1日目と最終日は移動日になりました。
高速で立山駅まで行き、そこからケーブルカーとバスで室堂まで、
室堂からみくりが池温泉、雷鳥荘、雷鳥坂を経由して剱御前小屋まで移動、
小屋近くで雷鳥の親子を見かけました。(初めて見ました)
剱御前小屋から40分程下った剱沢幕営場をベースキャンプとします。
この日はお盆休みと言う事もあって結構人がいました。
2日目あのギザギザに尖がったテッペンを目指して登攀して来ました。
今思うと近くて遠い剱岳だった気がします。
剱沢雪渓を一旦下って、平蔵谷を登り返して目的の登攀地点まで移動しました。
ルート図、トポを確認しながら取り付きを探して、残置を見つけたのでだいたいこの辺だなと決めて登攀を開始しました。
この残置を私たちが目的としているルートの始点だと思ったのが大きな間違いでした。
順調に高度を上げていくリードクライマー、下の平蔵谷の雪渓や前剱方向、八峰方向も確認出来る所まで登りました。
もうそろそろ山頂が見えてきてもいいくらいピッチを重ねましたが、なかなか山頂が現れなくて、ルートがずれていた事に気づきました。
このピナクルを越えれば山頂が・・・と淡い期待も虚しく山頂は一向に姿を現さず、トラバースでのルート修整を決断。初心者の私にはこのガレ場のトラバースはドキドキ物でした。
トラバースを数回繰り返して、沢2本渡ってようやく山頂の神社の屋根が見えました。
ホッとしました。
無事、剱岳山頂に着きました。ヘルメットのヘットランプは暗くなる事を覚悟して、早めに準備しました。
予定していた、本峰南壁A2ルートよりだいぶ右側を登っていたみたいで、安易に残置を自分たちの目的と同じだと思ってはいけない事を勉強しました。
技術を習得して安全登攀を心掛けます。
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