建築資材を考える その7(硝子3)

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強化硝子のはなしです。




一般的には、自動車などに使われている硝子です。




この硝子、建築資材としても使われております。




上の図の様に、フロート板硝子を加熱して冷却する事によって表面に膜が出来て耐風圧・耐加重強度が3倍~5倍になります。




割れたあとが鋭利な刃物の様にならず、細かい粒状になるため学校や病院などの窓に使われたりします。あと、トップライトや高層階のビルなどにも使われております。




強度が強いと防犯性も良いと思う方もいらっしゃるかと・・・でも強化硝子は防犯硝子にはなりません。




自動車にエマージェンシーハンマーって付いてますよね?(あまりみかけませんが)あれは、車中に閉じ込められた時に硝子を割って脱出する為の道具です。




強化硝子は先のとんがった固いものでたたくと割れてしまいますので、住宅の防犯硝子としては適しておりません。窓の防犯硝子は合わせ硝子になります。




ちなみに、車中に閉じ込められて硝子を割って脱出する場合は、フロントガラスはNGです。自動車のフロントガラスは合わせ硝子になっておりますので、もし割るとしたら側面かリヤウィンドウをどうぞ!








2011.02.13:ta-chubachi:[住宅]

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