SZP2022

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参加者は,全員で16名。

ゾウプロより,幸さん,ソーリーさん,イッキュウさん,ナカジさん,
ばたこさん,そして私カニーの6名

チームオレンジ「ゆいまーる」(鮎川でご一緒したみなさんです)
のナイスミドル4名

チーム蔵王のわげすたず(蔵王町青年会)の4名

幸さん繋がりで石巻市の被災者でもある佐々木さんと美人看護師さんでした。


8時45分,道の駅上品の郷で幸さんチームと合流し,
健康増進NPO「UNDA」のビブスを強制装着させられた後,
第1目的地の北上地区保健福祉センター「ひまわり」へ



ひまわりのある地区は北上大橋の見える逆流した津波が越破した浸水地域で,
周辺の田んぼには瓦礫やヘドロが残っていました。

ひまわりの体操教室は,周辺住民の元気なおじいちゃん・おばあちゃんたちとの
デイケアサービス的な雰囲気でした。
ムードメーカーのおじいちゃんの天然(計算?)ボケにかなり笑かしてもらいましたよ。



「ばんざぁい!よいしょぉぉ!!」

幸さんいわく「ゾウプロのお家芸」の合いの手,
必要以上に力いっぱいかまさせていただきました!


ひまわり終了後,昼食にばたこさんのパンをほおばりつつ
第2目的地の渡波は鹿妻小学校体育館へ。
ここは,100数十名の方が未だ避難生活を送る避難所です。



土曜の日中のためか,避難者の方はまばらでしたが,
体育館のスペースをフルに使って体操教室を開催。

「『無茶ぶり』パターンでいきますわよん♪」

ちょっと小悪魔の入ってきた幸さんの無茶ぶりを受け,
ステージ上で指の脳体操の模範演技をするイッキュウさんの嬉し恥ずかしそ〜な笑顔がたまりませんでした。




第3目的地,渡波小学校体育館。NPOオンザロードのみなさんが,
26日(日)の「瓦礫みこし復興祭り」を成功させるべく数百名体制で
会場作りや側溝掃除に尽力するボランティアだらけの避難所でした。

ここでちょっとアクシデント。

「ダン♪ダン♪ダダン♪」

やたら軽快なミュージックが体育館から聞こえてくるのです。
体育館はすんごい熱気であふれていました。

「フゥー♪フゥーッ♪イエェ〜ッ♪」

なんと,韓国のプロダンサーチームが,
KARAなんかのK−POPをバックミュージックに
ステージ上ですんごいショーを繰り広げていたのです!
プロ仕様音響機材持ち込みの華麗なるチームダンスに
蔵王町青年会のわげすたずは大喜び。
しかし・・・

「おいおい,この後に『よいしょぉ〜!!』かよ・・・」

お体操志隊の面々は,老若男女が盛り上がるステージを目のあたりにし,
そのハードルの高さに心を折られました。
(個人的にはドン引き上等で「よいしょぉ〜!」して見たかったのですが・・・)



結局お体操志隊は心を折られたまま第4目的地の渡波支所へ。
渡波支所の周りでもオンザロードの側溝掃除をやっていました。
このオンザロードさん,なんでも田尻のさくらの湯にキャンプを張って,
長期的に渡波地区を支援している団体さんなんだとか。凄いですねぇ。



渡波支所で救援物資を下したあと,第5目的地の洞源院&サンファン館へ。
渡波の街並みが見渡せる小高い丘の上の施設です。
こちらも,未だ100人以上の方々が避難生活を送る避難所です。

洞源院は震災直後から自営体制で自炊してきたお寺さんです。
ここの凄いところはなんと言っても「水の調達方法」。
なんでも,給水車が来ない孤立時期は,
近くの水源まで避難者が交代で水汲みに行っていたんだとか。
洞源院は山の上にある典型的なお寺さん。
あの急斜面を何キロもの水を担いで上り下りするたぁ,
さすが浜の漁師さんの鋼の肉体です。

洞源院のみなさんからは,
鮎川の時と一緒で「毎日の炊き出しを変わって欲しい」という意見のほかに,
こんな魂の叫び・オーダーがありました。

「ネットが使えればいろんなボランティアに状況を伝えられる。」

「でも,ここにはネットは無い。使いこなせる世代もいない。」

「渡波には買い物するところが無い。あっても足が無い。」

単純に買い物アッシーをして欲しいというオーダーです。
確かに,田舎にいけばいくほど顕著になってくるのが
この「足」の問題です。
ゾウプロで支援する形態としては「アリ」かなぁ〜と
個人的には思いました。

(Byカニー)

2011.06.12:szp:count(8,054):[メモ/お掃除志隊日記]
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