SZP2022

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開け戻しした側溝のふたの数400超。
男衆の体力限界ギリギリのハード作業でした。



20kg以上はあろうかというふたを持ち上げると、ハエがモワッと舞い上がります。
同時に鼻をつくものすごい臭い!

石巻大街道北地区は、床上およそ1mの浸水が2日半続いたところ。
油や薬品など、様々な異臭混じりの海だったそうです。

このあたりは家の中の掃除はほぼ終了しており、いよいよ側溝を掃除する段となり、応援を求められました。

町内会の人たちとの共同作業。
あまり若い人はいません。ほとんどが60歳台、70歳台の方々。

今回からマスクをDS1という検定付きのものに変えました。
それでもヘドロの臭いは27℃という気温に蒸し返され、マスクを抜けて住民の生活の大変さを思い知らせてくれます。

だからこそやりがいもあります。
若い力が必要とされています。まだまだ、まだまだ、ま〜だまだ。

作業していてわかったのが、地震の影響で微妙な傾斜のズレが生じているということ。
本来スムーズに流れるはずのものも、沈殿したり逆流したりしてしまっています。

それだけに少しずつ土のう袋に詰めていくという地道な作業が続きました。
この土のう袋を押さえている人が、よりヘドロに近いので実は大変です。



さて、そんな地道な作業を朝9時から3時まで、いや〜みんなよくがんばったなぁ!
これで少しは臭いの元が減ったんだなぁ、と。

それにしても石巻全体で側溝掃除にまで手が回っている所は少ないと思われます。
正常化するまで気の遠くなるような道のりが続いています。
一歩一歩やるべきことをやっていくしかないのです。

今回は、仙台出身で東京で映像作家として活躍中の中津川さんが「復興1号」に乗って応援に来てくれました(写真右端の人)。



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2011.06.23:szp:count(5,212):[メモ/お掃除志隊日記]
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