在来木造工法

私は大学を卒業するとすぐに、地元山形の工務店に入社し、
建設業一筋に仕事をしてきました。公共施設や店舗・事務所や
住宅建築等を数多くてがけてきました。
工法も鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・木造と
いろいろな方法で建ててきました。
住宅は木造はもちろん鉄骨で建てたり、コンクリートで造ったりもできます。
今度の「祥の家」は、「山形の四季を楽しむ」というテーマにし、造園にも
こだわっていくため、自然とマッチしやすい木造とする事にしました。木造
といっても2×4(ツーバイフォー)工法、テクノストラクチャー工法、在来工法と
いろんな工法があります。その中で、古来より日本の住宅文化を引き継い
できた在来工法で工事することにしました。昔の建物を見ると、先人達の
素晴らしい知恵と技術に感心する事がたびたびありました。職人さんが
高齢化し、人数が激減している今、もう一度在来木造工法で住宅を建て
その良さと魅力を発信していく事が大切で急務だと思ったのです。

「在来木造工法」とは柱と梁と軸組による工法です。メリット・デメリットをあげてみます。

メリット 》》  建設会社のほとんどが対応できるため業者の選択肢が多い
          将来の変更や改造増築が比較的容易である
              木の良さを表わすための真壁にする事ができる

デメリット 》》 出来上がりの善し悪しが施工業の技術に大きく左右される
         見積価格で大工の手間料の割合が大きくなる
         工期が長くなる

2014.10.27:syo-kk:[コンテンツ]

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