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長期優良住宅とは

長期優良住宅のメリット

 1.世代を超えて住み継ぐことができるため、一世代当たりの住居費が軽減される。
 2.省エネルギー化をはかるので光熱費が軽減される。しかも環境にやさしい。
 3.一般住宅に比べいろいろな優遇が受けられる
  ・住宅ローン減税
  ・各種税金の軽減
  ・住宅ローンの金利の優遇
  ・補助金の支給(ブランド化事業100万円など)
 4.移住、住み替え支援機構の認定を受ける事で、いつでも賃貸物件として借り上げて
   もらい、しかも空き家になっても家賃保証を付けてもらえる。
 5.耐震性能が高いため、より以上の安心した生活が送られる。

長期優良住宅とは

・耐震性  地震に強く、倒壊しにくい安心の家 耐震等級2以上
・耐久性能  構造や骨組みのしっかりした長く住める家
         劣化対策等級3相当+床下及び小屋裏の点検口設置
                      +床下空間330以上の有効高さを確保
・維持管理・更新の容易性 
・住戸面積  必要な広さ(70㎡以上)が確保された、暮らしやすい家
・省エネルギー性  地球にやさしく、家計にも優しい家 省エネルギー等級4
・居住環境  地域の街並みと調和した家
・維持保全  「住まいの履歴書」付の長く快適に住み続けられる家

以上が全て整っている建物が長期優良住宅となります。

2014.11.10:syo-kk:コメント(0):[コンテンツ]

「なぜ長期優良住宅なのか」

家は日々の生活で一番、やすらぎと安心を得られる場所でなければなりません。
なぜなら、体を休め、明日への活力を養う場所だからです。
家族の幸せを育み、快適で安心な家とはどのような家かといえば、「長期優良住宅」
が一番近いものとなります。全ての家が画一的なものではなくても良いわけですが、
耐震性能・耐久性能は日本の建物にとって当然必要な事ですし、省エネルギー性能は
今の基準以上に良くしていく努力をしていかなくてはなりません。また長年生活していく
上で可変性な建物である事も大切になります。

現在一般的な木造住宅の寿命は27年から30年といわれています。
(取り壊した住宅の平均築年数)今、一般的な家を建てようとした場合、ローンを返済完了
する頃には寿命といわれる築年数になってしまい、一生住宅ローンの返済のために働いて
いかなくてはならなくなります。それだったら、賃貸アパートを借りていた方がいつも新しく、
利便性の良い環境で余裕のある生活をした方が良いのかもしれません。

一方、長期優良住宅を建てるには、一般住宅よりも建築費が20~25%程度高くなると
いわれております。寿命はメンテナンスをしていく事が条件となりますが、75~90年
使える事を前提として考えています。また、長期優良住宅を建てると、光熱費はグンと
少なくなり、いろいろな補助を受ける事ができます。私はただ安ければ良いといったような
家づくりには賛成できません。しっかりとした家を建て、きちんと手入れをし、長く大切に使い
世代を超えた資産として、子・子孫に受け継いでいける住まいが良いと思います。

                  …  つづく  …

         次回は長期優良住宅について詳しく説明します

2014.11.04:syo-kk:コメント(0):[コンテンツ]

在来木造工法

私は大学を卒業するとすぐに、地元山形の工務店に入社し、
建設業一筋に仕事をしてきました。公共施設や店舗・事務所や
住宅建築等を数多くてがけてきました。
工法も鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・木造と
いろいろな方法で建ててきました。
住宅は木造はもちろん鉄骨で建てたり、コンクリートで造ったりもできます。
今度の「祥の家」は、「山形の四季を楽しむ」というテーマにし、造園にも
こだわっていくため、自然とマッチしやすい木造とする事にしました。木造
といっても2×4(ツーバイフォー)工法、テクノストラクチャー工法、在来工法と
いろんな工法があります。その中で、古来より日本の住宅文化を引き継い
できた在来工法で工事することにしました。昔の建物を見ると、先人達の
素晴らしい知恵と技術に感心する事がたびたびありました。職人さんが
高齢化し、人数が激減している今、もう一度在来木造工法で住宅を建て
その良さと魅力を発信していく事が大切で急務だと思ったのです。

「在来木造工法」とは柱と梁と軸組による工法です。メリット・デメリットをあげてみます。

メリット 》》  建設会社のほとんどが対応できるため業者の選択肢が多い
          将来の変更や改造増築が比較的容易である
              木の良さを表わすための真壁にする事ができる

デメリット 》》 出来上がりの善し悪しが施工業の技術に大きく左右される
         見積価格で大工の手間料の割合が大きくなる
         工期が長くなる

2014.10.27:syo-kk:コメント(0):[コンテンツ]

「起工式」

  • 「起工式」

秋空の雲一つない日本晴れのもと起工式を執り行いました。
小白川天満宮神職の小川さん(禰宜)をお招きして
神前にお供えもをし工事の安全と建物の無事完成や家の繁栄を祈る
地鎮祭を執り行いました。

地鎮祭は、土木工事や建築工事を始める前に行う儀式です。
その土地の氏神様を鎮め、土地を利用させてもらう事の許しを得る
ためのものです。これには神式と仏式があります。
四隅に青竹を立て、七五三縄で囲って祭場とします。祭場に八脚台を並べ
酒・水・米・塩・野菜・魚等のお供え物を供えます。神職より祝詞が奏上され、
関係者が玉串を奉奠します。地鎮行事として「鎌入れの儀」「鍬入れの儀」
「鋤入れの儀」を行うときもあります。

2014.10.20:syo-kk:コメント(0):[コンテンツ]

「山形の匠」

自分の想いを形にしていくには、基になる設計図が必要です。
自分で設計し、施工していく事も可能でしたが、より良い住まいを建てたい
為に建築設計を生業としている『山形の匠』に設計協力を依頼する事に
しました。いろいろな特長がある『山形の匠』の中から、今まで手掛けた
建物を見せてもらい、この度は武田利弘さんと牧野美穂さんのお二人に
お願いする事にしました。武田さんとは幼なじみで私のわがままを
聞いてくれるという思いもあり、私達の想いを
お二人に伝えプランニングをしてもらう事にしました。

最初のプランを見せていただいた時、私達が考えているものとあまりにも違ったので
驚きました。説明を聞いていくと、設計の意図が解かり、感心することも多くありましたが
自分の想いを相手に伝える難しさを実感しました。また、いろいろと話を進めていく中で、
建物についての考え方も違うのはもちろんですが、
朝起きてから夜寝るまでの生活習慣も十人十色だと改めて感じ、興味深く面白く感じました。

この事から、私は建築に携わる者として、もっとお客様の身になって丁寧に計画し、
自分の考え(デザインも含め)を次に提案していく事が大切だと思いました。

お客様にとって建築士との対応の大切なポイント
 1.お客様の家を造るのであって建築士の家づくりではない
 2.お客様の想い、生活習慣を十分に理解してもらう
 3.解からない事は、とことん聞いて理解してもらう

設計段階での変更と工事が始まってからの変更では大きな違いがあります。
話し合いを十分に行い納得のいく設計にしてゆく事が大切です。

                           …   つづく   …
 

2014.10.14:syo-kk:コメント(0):[コンテンツ]
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