冬の快適性を高めるには、断熱性を高めることが重要です。性能の良い断熱材を厚く詰め込めばいいのかというと、話はそう簡単ではありません。断熱材はすきまなく、丁寧に充填もしくは張り付けていく事で、性能が発揮してきます。断熱材の取付方法をあやまると「内部結露」が発生し、建物の寿命を縮めかねないばかりか、カビが発生し健康を害することになります。
また、確実な断熱をし、室内の湿気を外に出す事で、健康的で快適な生活が出来るようになります。断熱の方法は色々な材料と方法があり、それぞれに一長一短があります。
祥の家では断熱材に、床下にはポリスチレンフォーム、壁、天井にはセルローズファイバーを充填する事にしました。省エネで快適な生活ができるよう、二重にした床の120㎜の空間をエアコンで暖める事にしました。床の断熱を確保するには繊維系より発泡プラスチック系の方が良さそうです。長期優良住宅の耐震性を保つには筋違が多くなり、グラスウールでの施工では難しくなるので、価格は上がるものの、責任施工である事とまた調湿の性能があるセルローズファイバーを吹き込む事にしました。天井にもセルローズファイバーを吹き込みました。セルローズファイバーが吹込まれた壁はパンパンに詰まっています。暖かい冬が過ごせそうです。
室内の湿気がうまく抜けるように外壁の通気部分は21㎜取りました。
「祥の家」 断熱材
2015.03.16:syo-kk:[コンテンツ]
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