switch

 前回、6月20日のライブからわずか9日。今度は北浦和エアーズでのライブでした。前回のライブレポが思っていたより好評で、とても嬉しい限りです。ですが、もっと砕けた感じ…とでも言いましょうか。もうちょっとポップな感じ(?)で書きたいと思います(笑)
 今回のライブも、いつも通りのSE(入場時のBGM)でスタート。これを聞くと、“SWITCH STANCEが始まる!”という感じがします。
 1曲目は「Summer Days」。いよいよ梅雨も明けてきましたね。今日のライブでは一足早く、夏の曲からスタート。軽快な曲調に乗せて、夏の楽しさ、期待に胸が高鳴ります。
 “夏の後には…春が来ます”という、迷言(?)で始まったのは「桜吹雪」。しっとりとしたギターとベースのイントロのあと、一気に激しく変わるこの曲。鋭さの中にもどこか優しさを感じられます。
 前回のライブから、ボーカルのみつおさんがギターを弾きながら歌っていますが、今日のライブは、1、2曲目ともにギターを持たずに進みました。
 3曲目は「TWILIGHT」。ここでみつおさんはギターを持ち、ベースのコウジさんがメインボーカルへ。楽しそうに歌うのではなく、楽しんで歌うSWITCH STANCEがとても印象的です。
 ライブ当日の朝まで、実家の山形へ帰っていた。と話すギターの御田さん。“今日は埼玉の星空ではなくて、東北の星空を。”という言葉で始まった「星色銀河」。綺麗な星空が頭に浮かんだのは、きっと私だけではないでしょう。
 MCでは、“ライブを見て、少しでも素敵な感情を持ってくれたら嬉しい。”と話すみつおさん。そして次の曲は「Fantastic World」。少し不思議な、だけど優しい空気が会場を流れます。これがSWITCH STANCEのライブなんだ、と何度も思ってしまいます。
 3曲ギターを持っていたみつおさんがギターを下ろし、最後の曲の前のMCへ。“いっつも僕は、こうやって(握り拳をつくり)歌っているんですよ。拳には色んな使い方があるけど、優しさをつかむための握り拳がほしい。”“僕はよく考え事をする時、もしアンパンマンだったら、どうするだろうと考えるんです。もし恋人が、殺された時やオレオレ詐欺にあった時、アンパンマンはどうするんだろうと。”……“優しさは強さです。”と話すみつおさん。
 そして曲は最後の曲、「人と魚と川」へ。ゆっくりした曲の中に、1本の芯が通っているような強さを感じるこの曲。“もし僕の愛すべき家族、恋人、友達が、誰かに殺されたなら。”という、あまりにもストレートな歌詞。ですがこの曲の中に、大切な何かを感じられる。それはきっと聞く人によって違うのでしょうね。

 夏の北上ツアーも決まったSWITCH STANCE。次のライブは7月5日の下北沢シェルターです。