switch

 ツアーファイナルとなった北浦和エアーズのライブを終え、今日は下北沢シェルターでのライブでした。
 1曲目は「Fantastic World」。ツアーで多くのことを感じたSWITCH STANCEの4人。歯切れのいいリズムとともに、それぞれの思いが、曲とともに伝わってくるようでした。
 “地震やら台風やらが続いていますね。電波が届きにくい状況になったり。そんな時、電波が届かなくても、遠くの家族や恋人を気遣う『電波』が空に広がってるんじゃないでしょうか。”と始まった「星色銀河」。星がほとんど見えないような東京の空だけど、そんな空も素晴らしいものに思える。そんな曲であると思います。
 “故郷の山形に、蛍がたくさん飛んでいる田んぼがあって。それを見るとまるで不思議の国にいるように思えてしまうんですよ。そしてかえるもたくさん鳴いているんだけど、人間はうるせぇって言うんですよ。愛されたいだけなのに、うるせぇって言うんです。そんなかえるの歌です。”というギターの御田さんの話で始まったのは「とのさまがえる」。この夏の東北でのライブで、久々の帰省で、また何か感じ取って関東に帰ってきたような、そんな力がありました。
 MCを入れずに始まったのは「ひとのやさしさ」。力強く、伸びやかに歌う4人。そして今日の最後の曲へ。
 “たくさんのバンドさんがいる中で、僕らが言いたいのはこういうことなんです。”と始まった「流星雨」。このMCの通り、SWITCH STANCEの楽曲、特に歌詞の世界の根底にあるのは、この曲で歌われていることのような、そんな気がします。