遊客人旅日記 〜 旅の徒然なるままに 〜

九州は熊本の古書店で猟書していたら、
おもしろいものを発見して購入してきました。
100円だったのですけど・・・

昭和十四年五月十七日
『日本醸友会臨時大会懇親会』余興番組

というものです。
場所は、
山形市 四山楼
こちらは、現在も営業なさっておられる明治24年創業の
老舗料亭。

余興は、
花摘み踊、郷土民謡おばこ節踊、山形小唄

すごいのは芸者さんの数です。
踊の立ち方が、総勢12名。地方が、8名。

「侍女」と書かれたところには、50名!
「半玉の部」には、8名。
「お酌」には、11名。
それぞれ名前が書かれています。

さて、肝心?のお料理ですが、

****御献立****

御椀盛 雛、軟らか煮
    なめこ、うど

御向  山形名産
     鯉糸作
     芽じそ
     青味わさび

御鉢肴 最上川名産
     はやマイナイ焼
     梅洋かん
     酢取生賀

御口代 千歳新如
     魚肉、孟宗
     生椎茸
     栗、青味

御煮物 最上名物
     細竹の子
     小かぶ、わらび
     さやえんどう
     海老酒塩煮

御小丼 山ひじき
     からし合
     くるみ

御水かし 有の実
     バナナ

*************

うーん、ところどころ分からないのが
あります。
漢字も、「生賀」←しょうが !!なんていうのも。

残念ながら写真はありませんが、
山形のみなさんから見て、現在と比べて
どうなんでしょうか。
当時としては、かなり贅沢な宴席であるようですが。
昭和十四年のお料理 --comment
私は、50年間、最上川の鯉をやっているが、鯉糸作りなんて聞いたことないぞ

2005.03.11:最上川の鯉:修正削除
昭和十四年のお料理 --comment
昭和14年ですからねえ(笑)
ネットで、「鯉の糸作り」で検索してみると、どうも松江の方では今もあるようですねえ。四山楼さんには、記録があるでしょうねえ。一度、どんな料理だったのか、見てみたいですね。


2005.03.17:Stroller:修正削除


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