有限会社コンサルネット

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 企業の業績は、トップの采配の振り方で決まる。何が大事かの判断を誤ると、いくら社員が懸命の努力を払って働いても成果は上がらない。何が大事かといっても、現代のように情報が多い時代では、その価値判断に迷ってしまう。どれが大事で、どれがよいのか判断がつかない。それも地に足がつかないやり方で情報を他に追い求めているからなおさらである。
 一番身近な情報とは、外部から来る郵便物と、内部から出す書類である。これらを中心として業務活動をしているのであるから、郵便物は全部トップが閲覧して価値判断をし、必要な指図をしていかねばならない。これを社員にやらせるところに問題がある。また社員に対しても、何がよいのか悪いのか、行動の基準と勉強すべき事柄を指示しなければ、自分のペースで、自分の能力と自分の判断を中心とした行動に頼っているだけに自信を失くしてしまう。
 トップは率先して足で歩き、自分の目で物を見、価値ある判断と行動について高い視野から社員を指導しなければならない。理論や計画だけでは業績は上がらない。常にやり方を見ていくのだ。報告だけに頼っていては、すべて間違ってくる。トップは先頭に立つ気迫が大切である。「できねば俺がやってやる」という気迫と自信が第一であるといえよう。


 社長とは、旗を振る人であり、その会社のリーダーである。チームの成果は、その長の能力によって決まる。会社の業績は社長の能力にかかっている。自分の会社が、平均的な成績も上げられないような経営をしていながら、人様の世話をするなどとんでもないことである。財界や地域社会で虚名を売っていても、それは業績につながらない。トップは時間の許す限り、一秒でも一分でも長く社業に専念すべきである。リーダーとしての職務をお留守にしておいて、業績の上がらぬことを部下に転嫁し、気合を入れ精神訓話をしていても協力が得られるものではない。”勇将の下に弱卒なし”というが、共通目標に向かって率先垂範するところにチームワークが生まれてくる。社交も必要であろうし、名を売ることも確かに宣伝にはなる。しかし、虚名と実力は違うのだ。自分の会社に火がついているのに、また、情勢が変わり危機が迫っているとき、団体世話役や個人の趣味に力を注ぐのは本末転倒といわざるをえない。自社のことしか考えないガリガリであっては困るが、まず仕事のやれる仕組みをつくり、レールを敷き、後継者を養成し、後顧の憂いのないようにして、己の責任を全うし、企業を安定繁栄させるようにするとこがトップの社会に対する義務である。そうすることによって初めて社会が認めてくれるのである。有名人になるより、わが社が標準以上の業績を上げ、社員に世間並みの待遇ができるようにするべきである。社業にどれだけ精進するか、社長の社業専従度をみれば、その企業の成績はおよそ推定できるものである。何か誇大な宣伝をして、マスコミに載るようなバカ騒ぎをしていれば声望は上がり品物が売れると考えているならとんでもない。マスコミは両極端しか取り上げない。それも刺激的に尾ヒレをつけて書きあげ、はやし立てる。正攻法による堅実な経営は、それが一番確率の高いものであるだけに記事にはならない。商人は売名家であってはならない。社長とは常に会社にいるものであり、社業に専念するものでなければならない。


秘密というのは、子供時代や思春期の頃ばかりに影響があるわけでもない。
忘れていた秘密の記憶が、中年過ぎてから急に浮かび上がってくることがある。
これは、どういうことかというと、この時期に再び自分というものについて、考え直そうというサインだったりする。考え直さなくてはならない節目に来ているともいえる。

(こころの天気図より)


秘密というのは、誰にも言えないから秘密なわけで、一人で問題を抱え込んでいる状態です。
秘密を持つことは悪いことではなく、それがバネになって自分を成長させることができる。

(こころの天気図より)


時の勢いみたいなものがあって、物事がマイナスの方に動き出すと、「私にはこれだけしかない」、「こんな悪いところがある」という思いばかりになる。
マイナスに動き出した中では、どんなに努力してもダメなもの。
スポーツでもタイムをとる、すると流れが変わるときがある。
われわれも生きていく中でタイムをとることを覚えたらいいと思う。
にっちもさっちもいかない時は、ともかくごちそうを食べるとか、寝るとか。
朝起きたら、違う風が吹いているから。

(こころの天気図より)