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大胆さと細心さをあわせもつ

 大胆さと細心さは相矛盾するものですが、この両極端を併せ持つことによって初めて完全な仕事ができます。

 これは中庸をいうのではありません。ちょうど綾を織成している糸のような状態をいいます。経糸が大胆さなら横糸は細心というように相反するものが交互に出てきます。
 
 大胆さによって仕事をダイナミックに進めることができると同時に、細心さによって失敗を防ぐことができるのです。

 大胆さと細心さを最初から併せ持つのは難しいことですが、仕事を通じていろいろな場面で常に心がけることによってこの両極端を兼ね備えることができるようになるのです。


利他の心を判断基準にする

 私たちの心には自分だけがよければと考える利己の心と、自分を犠牲にしても他の人を助けようとする利他の心があります。

 利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので誰の協力も得られません。自分中心ですから視野も狭くなり、間違った判断をしてしまいます。

 一方、利他の心で判断をすると、人によかれという心ですから周りの人みんなが協力してくれます。また視野も広くなるので正しい判断ができるのです。

 よりよい仕事をしていくためには自分だけのことを考えて判断するのではなく、周りの人のことを考え、思いやりに満ちた利他の心に立って判断をすることが大切です。

ISO14001に対する中小建設業の取り組み

ISO14001に取り組んでいるけれど、紙・ごみ・電気の削減は限界でマンネリ、何に取り組めばいいかわからない、という企業さんがたくさんあります。

 

ずばり結論は、すべての組織において、生産性向上、つまり、歩留まり向上、工期・納期短縮、コストダウン、あらゆるムラ・ムダ・ムリをなくすことが環境負荷の低減になります。

 

例えば、建設業では、

 ・歩掛り向上

 ・工期短縮

 ・手待ち、手戻りの削減など

歩掛の向上は、生産性を高めるために欠かせない要素です。

国交省の標準積算基準に頼っているようではコストダウンはできませんし、生き残りはできません。

工期短縮や手待ち・手戻りの減少は無駄な人件費や機械稼働の削減、コストダウンになりますよね。

つまり、日常取組んでいることが環境に貢献しているわけです。これには限界はありません。

 

製造業では

 ・不良率の低減

   ・歩留まりや生産性向上など

やはり、不良品は資源のムダですし、コストアップにつながります。生産性を上げることは、同じ製品を短期間で生産するということですから、人員や機械の稼働効率が上がります。

 

販売業では

 ・顧客への省エネ提案や販売

 ・配送ルート・回数の短縮

 ・生産性向上のための提案

つまり、すべての業種で、納期・工期の短縮、手待ち・手戻りの削減などムラ・ムダ・ムリをなくし「生産性を向上させること」が環境負荷を低減するために取り組む目標といえるでしょう。

その基本動作は3S(整理、整頓、清掃)です。

 

ISO14001は、実務に即して日常取組むことができる「目標」を設定して、継続的に取り組んでいくことで成果を上げることができます。

以上


常に創造的な仕事をする

 与えられた仕事を生涯の仕事として一生懸命行うことは大切ですが、ただそれだけでよいということではありません。

 一生懸命取り組みながらも常にこれでいいのかということを毎日毎日考え反省し、そして改善・改良していくことが大切です。

 決して昨日と同じことを漫然と繰り返してはいけません。毎日の仕事の中でこれでいいのかということを常に考え、同時になぜという疑問を持ち、昨日よりは今日、今日よりは明日と与えられた仕事に対し改善・改良を続けることが創造的な仕事へとつながっていきます。

 こうしたことの繰り返しによって素晴らしい進歩が遂げられるのです。

知識より体得を重視する

 知っていることとできることは全く別です。

 例えばセラミックを焼成するときの収縮率の予測ひとつをとってみても、この事実はよくわかります。文献などで得た知識で同じ条件で実験を行ったつもりでも、実際に得られる結果はその都度違ってくることはよくあります。

 本の上での知識や理屈と実際に起こる現象は違うのです。経験に裏打ちされた、つまり体得したことによってしか本物を得ることはできません。

 このことは営業部門であれ、管理部門であれ、全く同じでこうしたベースがあってこそ初めて知識や理論が生きてくるのです。

バランスのとれた人間性

 バランスのとれた人間とは、何事に対しても常になぜという疑問を持ち、これを論理的に徹底して追求し、解明していく合意的な知性と誰からも親しまれる円満な人間性を併せ持った人のことをいいます。

 いくら分析力に優れ合理的な行動を貫くスマートさを備えていてもそれだけでは周りの人々の協力を得ることはできないでしょうし、逆にみんなからいい人だといわれるだけでは仕事を確実に進めていくことはできません。

 私たちが素晴らしい仕事をしていくためには、科学者としての合理性と共に、この人の為ならと思わせるような人徳を兼ね備えていなければなりません。