有限会社コンサルネット

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チャレンジ精神をもつ

 人はえてして変化を好まず、現状を守ろうとしがちです。しかし、新しいことや困難なここにチャレンジせず、現状に甘んじることはすでに退歩が始まっていることを意味します。

 チャレンジというのは高い目標を設定し、現状を否定しながら常に新しいものを創り出していくことです。チャレンジという言葉は勇ましく非常に快い響きを持つ言葉ですが、これには裏づけが必要です。

 困難に立ち向かう勇気とどんな苦労もいとわない忍耐と努力が必要なのです。自分たちにはとてもできないといわれた難しいものを創るというチャレンジの連続が京セラを若々しく魅力ある会社にしてきたのです。

人間の無限の可能性を追求する

 仕事において新しいことを成し遂げられる人は、自分の可能性を信じることができる人です。

 現在の能力をもってできるできないを判断してしまっては、新しいことや困難なことはできるはずがありません。

 人間の能力は努力し続けることによって無限に広がるのです。何かをしようとするとき、まず人間の能力は無限であることを信じ、何としても成し遂げたいという強い願望で努力を続けることです。

 ゼロからスタートした京セラが世界のトップメーカーになったのはまさにそのことの証明です。常に自分自身の持つ無限の可能性を信じ勇気を持って挑戦するという姿勢が大切です。

潜在意識にまで透徹する強い持続した願望を持つ

 高い目標を達成するには、まずこうありたいという強い持続した願望を持つことが必要です。

 新製品を開発する、お客様から注文をいただく、生産の歩留まりを上げるなど、どんな課題であっても、まず何としてもやり遂げたいという思いを心に強烈に描くことです。

 純粋で強い願望を、寝ても覚めても、繰り返し繰り返し考え抜くことによって、それは潜在意識にまで染み透っていくのです。

 このような状態になった時には日頃頭で考えている自分とは別に寝ているときでも潜在意識が働いて強烈な力を発揮し、その願望を実現する方向へと向かわせてくれるのです。

公私のけじめを大切にする

 仕事をしていく上では、公私のけじめをはっきりつけなければなりません。

 プライベートなことを勤務時間中に持ち込んだり、仕事上の立場を利用して取引先の接待を受けたりすることは厳に慎まなければなりません。

 勤務時間中の電話の受発信を禁止したり、仕事を通じての頂き物を個人のものとせず、みんなで分け合っているのもそのためです。

 これは些細な公私混同でもモラールの低下を引き起こし、ついには会社全体を毒するものになってしまうからです。

 私たちは公私のけじめをきちんとつけ、日常のちょっとした心の緩みに対しても自らを厳しく律していかなければなりません。

フェアプレイ精神を貫く

 京セラはフェアプレイ精神に則って正々堂々とビジネスを行っています。

 したがって儲けるためには何をしてもよいとか少しぐらいのルール違反や数字のごまかしは許されるという考え方を最も嫌います。

 スポーツの世界でも反則やルール違反のないゲームからさわやかな感動をうけるのはフェアプレイ精神に基づいているからです。

 誰であっても矛盾や不正に気づいたら正々堂々と指摘すべきです。

 私たちの職場が常に爽やかで活気あふれたものであるためには、一人ひとりがフェアなプレイヤーであるとともに厳しい審判の目を持つことが必要です。



有意注意で判断力を磨く

 目的を持って真剣に意識を集中させることを有意注意といいます。

 私たちはどんな時でもどんな環境でもどんな些細なことであっても気を込めて取り組まなければなりません。

 最初は非常に難しいことのようにみえますが日頃意識的にこれを続けているとこの有意注意が習慣になってきます。

 そうなればあらゆる状況の下で気を込めて現象を見つめるという基本ができていますから、何か問題が起きてもすぐその核心をつかみ解決ができるようになります。

 私達は、ものごとをただ漫然とやるのではなく、日常どんな些細なことでも真剣に注意を向ける習慣を身につけなければなりません。