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「感動と疑問」どちらも「人を動かす」ものである。何かの話に感動して、よしやろうと思う。あるいは、何かに疑問をもって、追求していく。
感動によって動かされるときでも、新たな創造に向うことはあるが、ともすると受け身になったり、方向性の決まったものになりがちだ。
これに対して、疑問の方は、それを抱く人の主体にかかわってくるので、どの方向に向うか分からず、創造的な要素が強くなってくる。
親や教師などが、子供が感動するのは好きだが、疑問をもつのを嫌がることが多いのは、感動は、大人の思い通りなので安心なのである。ところが疑問となると、どこに話が進んでいくか分からない。
そこで、なるべく疑問を封じて感動させようとするので、子供の創造性の芽が摘み取られるのではなかろうか。
感動はもちろん大切なことであるが、疑問に対しても開かれた態度で大人が子供に接し、子供から出される疑問を育てようとすると、創造性が高まると思う。

(ココロの止まり木より)

2006.10.01:反田快舟:count(1,121):[メモ/・今日のひとり言]
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