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赤ちゃんが初めて「ウマウマ」とか「あーチャン」とか、初語を言う前に、モゴモゴとわけの分からないこと言う。この意味不明の「モゴモゴ語」なしに、初めから言葉を使う子はいない。
高校生のカウンセリングの時も、「べつに・・・」「やっぱ・・私的には・・と思ったりして・・・」などと、意味不明な言葉が続くが、これも「はじまり」の前のモゴモゴ語と思って耳を傾けていると、そのうちに大切な話が出てくるのである。
このモゴモゴの辺りで、こちらが焦ってしまうと、関係が「切れて」せっかくのものが出てこない。
何か新しいアイデアが生まれてくる時も、やはり、「世界のはじまり」と考えれば、「これだ!」という着眼以前に、相当なモゴモゴ語による、思索とも呼べないような不思議な状態が続くのではないだろうか。

(ココロの止まり木より)

2006.09.29:反田快舟:count(1,054):[メモ/・今日のひとり言]
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