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先生は生徒に対して「権威者」であるべきと思われている。
ところで、生徒の誰かが意表をつく質問をして、教師が困ってしまうときがある。
そんな時に、「馬鹿な質問をするな」と頭ごなしに無視しようてすると、
生徒は黙ってしまうかもしれない。
このとき、教師は権力によって自分の権威を守ったつもりでいるのだが、
生徒からすれば、教師の権威が失墜したことは明確である。
このようなとき、まず教師の権力を棄てることが大切だ。
「君の質問は面白いが、今すぐには答えられない。来週までに考えてくる」といって、次週にそれなりの答えをすると、
権力を行使することなく、自分の権威を守ったことになる。
権力を行使して、その場をごまかしてしまうよりは、自分なりに調べたりする方が労力が必要である。
これは、親と子の場合にも、上司と部下の場合にも当てはまる。
このようにして得た内的権威は自分の身についたものとして、他人に奪われることがないのである。
(こころの処方箋より)

2006.09.19:反田快舟:count(511):[メモ/・今日のひとり言]
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