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このことは案外盲点になっている。
子供には物を豊かにやれば幸福だと考えて「心を使う代わりにお金を使って」子育てをしていないだろうか?
子供の物を欲しがる気持ちが分かり、それを買うお金を十分持っていながら、
それを買わないためには、相当なエネルギーを使わねばならない。
このとき、親が子供に対して接する姿勢にこそ、その親の個性が出てくる。
叱るか、となりとばすか、説得するか、上手にごまかすか、
親の個性にふさわしい心のエネルギーの消費によって、子供は親の愛を感じるのである。
こんな時、ハウツー式にやろうとしたり、人真似をしようとする人は、
エネルギーの節約、つまり愛の出し惜しみをしているので、子供に見破られてしまうのである。
どんな時代であれ、子供にとって自分が自主的に何かを欲し、
自分自身の努力や忍耐によって、それを獲得することが楽しいことに変わりがない。
物が豊かになると、このようなことが自然に生じることが難しくなってくる。
その点を親が心得て、それなりの工夫をするなり、心を使うなりしなければ、
ものの重みによって、子供たちの心が潰されてしまうことになるだろう。
(こころの処方箋より)

2006.09.19:反田快舟:count(514):[メモ/・今日のひとり言]
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