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一人で楽しく生きている人は、心の中にパートナーを持っている。
「内なる異性」「内なる母や父」「もう一人の私」かもしれない。
ともかく話し相手が居るのである。
人間は自分の考えを他人と話し合うことで、
随分と楽しむことができるし、客観化することもできる。
一人で生きていくためには、そのような意味で
「二人」で生きていくことができねばならない。
二人で生きている人は、一人でも生きられる強さを前提として、
二人で生きていくことが必要である。
無意識的寄りかかりや、抱き込みが強くなりすぎると、
お互いの自由を奪ってしまい、たまらなくなってくるのである。
一人でも生きていける人間が二人で生き、
お互いに助け合っていくところに楽しみが見出せるのである。
(こころの処方箋より)


この社会に生きていくためには「逃げの極意」を知っておくことが必要と思われる。
逃げるか、逃げないか、どちらが正しいか分からない時もある。
どちらに判断するかでなく、出来るだけ早く決断して、
逃げると決めたら、徹底して逃げる。
逃げないのだったら、逃げないでやり抜く。
いずれにしても、相当の覚悟が必要である。
覚悟を決めずにうろうろしていると、いずれにしろ損害をこうむることになってしまう。
(こころの処方箋より)


自立ということは、依存を排除することではなく、
必要な依存を受けいれ、自分がどれだけ依存しているかを自覚し、
感謝していることではなかろうか。
依存を拝して自立を急ぐ人は、自立ではなく孤立になってしまう。
(こころの処方箋より)


今年こそ、本を一冊書くぞ!などと、うそを言い続けていると、
本気にする人も出てきて、申し訳ないと思って何とか努力しているうちに、
本当のことになってしまう。ということは、案外多いのである。
うそからまことが出てくるのは本当だとしても、うそを繰り返し言うのが難しい。
他人を誉めるにしろ、自分のやりたいことをいうにしろ、
その「うそ」の中に、何らかの真実味がこもっていることが必要で、
それをどうやって見つけ出していくかがポイントなのであろう。
(こころの処方箋より)


子供が親から自立しようとする時、仕事上のつまずき、環境変化による悩みなど、もめごとなしに物事が運ぶことはない。そして、つまずきつつ発展していくのだと思う。つまずきイコール発展といってもいい。発展とつまずきは重なっているんです。
(こころの天気図より)


踊り場のない階段は、早く目的地に着くかもしれないが、造形としては美しいとはいえない。人の助けを借りようとしない生き方は、賞賛に値するかもしれないが、不遇の中でしばしたたずんで眺めた景色や、人との間で交わされた労いは、人生を味わい深いものにするだろう。
(こころの日曜日より)