有限会社コンサルネット

有限会社コンサルネット
ログイン
メモ メール Q&A  リンク 地図 ウィキ 特集 プラン
 自分の受けた恩義を適切に評価し、これに相応した感謝の気持ちを持ち続けて、
しかも自分の存在は何らおびやかされることがない。そんな人が本当に強い人である。
(こころの処方箋より)


 この世でやっていることの一つ一つはあの世の生活での準備になっている。
あるいは自分が死んだときに、あちらにもっていけるものが自分のたましい(ソウル)であると考えてみてはどうだろうか?
閻魔さんの前に持っていって、これが私のたましいですと示せるもの、そのようなたましいを生きている間にいかにしてつくるか、これがソウル・メーキングである。そもそもたましいなんてあるかどうかもわからないが、それがあると考えて、たまにはソウル・メーキングをやってみたり、それについて考えてみるのも悪くないのではないか。
(こころの処方箋より)


 本当に離れるためには、一度どっぷりつかることが必要である。
このことは、人間関係に限らない。
趣味などにしても、一度どっぷりつかると、適当な距離を取れるようになる。
中途半端なことをすると「心残り」がするのである。
もっとも、どっぷりつかるのと「溺れる」のとは異なる。
溺れる人はやたらとあちこちしがみつくが、そこを離れることは出来ない。
幼少時に母親とうまく「ごっぷり」体験をもった人は幸せである。
それがなくても、その他の人間関係や、その他の世界との関係で「どっぷり」体験をすることも出来る。
それは、その人の個性と大いにかかわるものとして、創造性の源泉になることもある。
(こころの処方箋より)

生まれ変わった気持ちで頑張ります。
あるいは、死んだつもりになって。などということもある。
本当に死んでしまったら生まれ変わるのかどうか分からないが自分の内的体験としては、死んで生まれ変わったと表現したくなるような劇的な変化が生じるのも事実である。
しかし、象徴的な死と再生の背後には、実際の死が存在しているのである。
肉体的死を回避しつつ、象徴的死を成就することが必要で、ただただ、死を避けていたのでは何事もならないのである。
(こころの処方箋より)


不安にかられて、それなりの灯をもって、うろうろする人に対して、
灯を消して暫らく闇に耐えてもらう仕事を共にするのが心理療法家の仕事である。
もっとも、不安な人はワラをもつかむ気持ちなので、そのような人に適当に灯を売るのを職業にしている人もある。
目先を照らす役に立つ灯(それは他人から与えられたものが多い)を敢えて消し、
闇のなかに目をこらして、遠い目標を見いだそうとする勇気は、誰にとっても人生のどこかで必要なことといっていいのではなかろうか。
(こころの処方箋より)


9.22「河北新報」の記事です。
グループメールがエラーになるので
ホームページに記事をアップします。