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▼「変人のすすめ」

「人から嫌われたくない。人が自分のことをどう思っているのか気になる。
後ろ指だけは差されたくない」と思う人は実に多い。
そんな人には「一度変人になってしまえば、後でとやかくいわれることは少ない」
ことをお勧めしている。
「他人から嫌われたくない」という心理の奥には、自分への愛着が秘められている。
人から、普通に見られることを求めながら、普通以上に見られることを期待している。
この変人の勧めは、実は「変人」を自らの内に受容していく過程こそ重要であり、
その結果「後ろ指を差されたくない」から「後ろ指を差されてもいい」となり、
さらには「後ろ指を差されたい」にまで高められます。
あとは「立派な後ろ指の差され方」についての検討がなされれば、怖いものなしです。

(こころの日曜日より)
2006.10.01:反田快舟

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