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▼「摂言障害」

摂食障害をもじって「摂言障害」とも癒える症状が起きている。
書物にしろ、インターネットにしろ、言語情報が豊かになりすぎて、その摂取障害が起こっているといえる。書物が満ち溢れているので「拒本症」になったようなものである。
これとは逆に過食症に似ているのは、あちらの知識、こちらの知識と「食い漁る」ので、その言葉を消化する暇がなく、結局は自分のものにならないものを吐き出してしまうようなものである。
摂言障害を増やさないためには、これまで意識しなかったようなことまでよく考え、吟味する必要があるようだ。

(ココロの止まり木より)

2006.09.29:反田快舟

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