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▼「顔」
人間の顔というのは、実に興味深い。ひとりとして同じ顔はいない上に、同じ人でも、その表情は驚くほど変化する。
「顔 美の巡礼 柿沼和夫の肖像写真」(TBSブリタニカ)は傑作である。顔は本来、静止していない。刻々と動いて表情をつくっている。
表情と呼ぶからには、それは感情を表に現すものだ。写真はその動きやまない表情を、何百分の一秒の瞬間に固定する。すると、そこに「顔」と呼ばれるものが出現する。(解説:谷川俊太郎)
40歳になったら自分の顔に責任をもてというが、自分は今どんな顔をもっているか。
(ココロの止まり木より)
2006.09.29:反田快舟
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