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▼「ある類似性」
世界のあちこちでテロが多発している。これは21世紀を考えて行く上で、極めて重要だ。人間は、自分を超えた存在に対する恐れを抱いて生きてきた。
ところが、欧米の近代においては、理性や科学の力で、実に多くのことを可能にしてきた。しかし、人間のノイローゼは薬でも治せない。
フロイトは、自分の中心が自我であり、自我は無意識という簡単に支配できない存在に脅かされているといった。そのため、ノイローゼを克服するには自我と無意識の対話が必要と主張した。
21世紀になって人間は地球全体のなかに正しい政府を確立すれば、地球全体を支配し問題は起こらないと考え始めたのではないだろうか。
そう思うかぎり、自我に対する無意識のように、それに反する存在はノイローゼ(つまりテロ)という反発を繰り返すのではないかと思われる。
(ココロの止まり木より)
2006.09.29:反田快舟
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