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▼「昔はよかった」とは進歩についてゆけぬ人の言葉である」

「昔はよかった」という人は多い。
もっとも「昔」といっても、自分の時代との比較で、要するに「自分たちはよかった」といいたいのである。また、もう一つの特徴は、極めて一面的な論議になることが多い。次に、「昔はよかった」という議論は、それでは何をすべきか、という点で極めて無力なことが多い。それでも、つい言いたくなるのは、社会の変化に自分がついてゆけなくなってきたのではないかと考えてみる必要があるだろう。
(こころの処方箋より)


2006.09.23:反田快舟

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