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▼「中高年の自殺」

50歳代の自殺の増加が著しい。
50歳代には自分の地位やしごの内容などが相当に変化することが多い。
ところが、それまで仕事一途で、律儀にやってきた人は、
その変化に対応することができない。
あるいは、行き詰まってきた、と思った時に、
異なる視点で見るだけの余裕がないのである。
仕事人間が頑張って日本の経済をもりたてる時代は終わったのだ。
個々の人間が、もっと豊かな人間性をもつことを考える必要がある。
子供に「生きる力の大切さ」とか、「読書のすすめ」という前に、
中高年の人たちに、これらが必要なようだ。

(「ココロの止まり木」より)

2006.09.23:反田快舟

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