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▼ISO14001に対する中小建設業の取り組み

ISO14001に対する中小建設業の取り組み

ISO14001に取り組んでいるけれど、紙・ごみ・電気の削減は限界でマンネリ、何に取り組めばいいかわからない、という企業さんがたくさんあります。

 

ずばり結論は、すべての組織において、生産性向上、つまり、歩留まり向上、工期・納期短縮、コストダウン、あらゆるムラ・ムダ・ムリをなくすことが環境負荷の低減になります。

 

例えば、建設業では、

 ・歩掛り向上

 ・工期短縮

 ・手待ち、手戻りの削減など

歩掛の向上は、生産性を高めるために欠かせない要素です。

国交省の標準積算基準に頼っているようではコストダウンはできませんし、生き残りはできません。

工期短縮や手待ち・手戻りの減少は無駄な人件費や機械稼働の削減、コストダウンになりますよね。

つまり、日常取組んでいることが環境に貢献しているわけです。これには限界はありません。

 

製造業では

 ・不良率の低減

   ・歩留まりや生産性向上など

やはり、不良品は資源のムダですし、コストアップにつながります。生産性を上げることは、同じ製品を短期間で生産するということですから、人員や機械の稼働効率が上がります。

 

販売業では

 ・顧客への省エネ提案や販売

 ・配送ルート・回数の短縮

 ・生産性向上のための提案

つまり、すべての業種で、納期・工期の短縮、手待ち・手戻りの削減などムラ・ムダ・ムリをなくし「生産性を向上させること」が環境負荷を低減するために取り組む目標といえるでしょう。

その基本動作は3S(整理、整頓、清掃)です。

 

ISO14001は、実務に即して日常取組むことができる「目標」を設定して、継続的に取り組んでいくことで成果を上げることができます。

以上


2023.03.15:反田快舟

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