中小建設業のSDGs導入セット
SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」が注目を集めています。
しかし、中小建設業で何をすればいいのか?わかっている人は少ないのが実情です。
住宅会社は、ZEHや自然素材住宅。健康住宅への取り組みなどが盛んですが、公共工事中心の建設業や土木会社はどうすればいいのでしょうか?
中小建設業のSDGs導入セットは、そのような企業のための導入セットです。
1.SDGs取り組み手順(マニュアル)
2.中小建設業のSDGs取り組み事例
3.建設業の取り組み項目事例
4.SDGs17目標別アクションリスト
これを見れば、中小建設業が何に取り組めばいいのか、一目でわかります。
中小建設業のSDGs導入セット・9,800円(税込)
お申込みあり次第、メール添付で資料一式をお送りいたします。
内容をご覧いただき、納得できない場合は、いつでもキャンセルできます。
中小建設業がSDGsに取り組むメリット
なぜSDGsに取り組む企業が増えているのか。
その理由は、SDGsの「世界全体で未来を築く」「誰一人取り残さな」という理念に強く共鳴し、本気で地球のこと、世界のこと、環境のことを考える人や企業が増えていることです。
直接的な理由としては、SDGsの取り組みがビジネスチャンスにつながり、企業価値を向上させるからです。
1.社会課題への対応
もし、環境問題に無関心でいれば、自然災害による事業悪化や停止のリスクが高まります。
つまり、社会課題に対応することは、将来考えられる経営リスクを回避することにつながるのです。
また、社会に良い取り組み(人権の尊重・格差の是正など)を行っていれば、社員の働きがいや生産性の向上にもつながります。
2.生存戦略につながる
SDGsに取り組まないことも1つの経営判断です。しかし、これからの時代においては、世界的にSDGsに取り組む企業がさらに増えていくでしょう。
その際、積極的にSDGsに取り組む企業は、「SDGsに前向きな企業」か「SDGsに無関心の企業」のどちらと取引や協業をしたいでしょうか?
実際に、大手企業を中心に取引先がSDGsに配慮しているかを確認する動きが出てきており、SDGsへの取り組みが企業の生存につながる時代が到来しています。
3.事業機会の創出
建設業は、仕入先・外注先・発注先といった多くの関係先とのつながりがあります。
SDGsに取り組むことで同じ課題を解決したい行政・NPO・教育機関といった、これまで関わりのなかったパートナーとのつながりが生まれます。
このようなつながりをきっかけに、新たな事業を創出する機会が生まれます。
4.企業イメージの向上
SDGsの取り組みが取引先や消費者に浸透すれば、企業イメージの向上につながります。
企業イメージが良いと、消費者は価格に左右されずに、その企業の商品やサービスを選択してくれます。
また、企業イメージが良い企業には優秀な人材が集まりやすく、人手が不足する時代においても採用活動で有利になります。
企業のSDGsへの取組み5つのステップ
1.SDGsを理解する
@基礎知識の学習
全社員に、SDGsとは何か、何のために取り組むのか、具体的に何をすればいいのかの基本教育を行います。
ASDGs推進チームをつくる
SDGsの推進は社員1人では難しく、少なくとも2〜3名以上のチームをつくます。
推進メンバーには経営層の参画が不可欠です。SDGsは一時的な取り組みではなく、企業の中長期的な戦略です。
社員だけで中長期的な戦略を考えることは難しく、経営層のリーダーシップが求められます。
B自社事業とSDGsの17目標の関連を整理する
自社事業とSDGsの17目標の関係性を紐付けて整理することです。これをマッピングと呼びます。
例えば、建設業では次のような取り組みが考えられます。
目標1 貧困をなくそう
適正な人事評価と適正な賃金の支払い
目標2 飢餓をゼロに
子ども食堂の運営、低価格の社員食堂の運営
目標3 すべての人に健康と福祉を
日雇労働者も含め、すべての労働者に健康診断を受診させる
目標4 質の高い教育をみんなに
新入社員への技術教育、子供への大工教室
目標5 ジェンダー平等を実現しよう
男性の育休、介護休業取得、女性役員の増加
目標6 安全なトイレと水を
作業場、工事現場での男女別トイレの確保
目標7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
太陽光発電の促進、自然エネルギー導入の促進
目標8 働きがいも経済成長も
性別・年齢にとらわれない雇用促進
目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
耐震技術の向上、土砂崩れなどの防止対策
目標10 人や国の不平等をなくそう
国籍、性別、年齢、学歴、障害などの不平等の廃止
目標11 住み続けられるまちづくりを
災害に強い家づくり、省エネルギー住宅
目標12 つくる責任つかう責任
100年住み続けられる家づくり、古民家再生
目標13 気候変動に具体的な対策を
災害対策のための技術向上
目標14 海の豊かさを守ろう
海岸のごみ拾い、プラスチック製品の削減
目標15 陸の豊かさも守ろう
植樹、地産地消による建材の確保、ビオトープ整備
目標16 平和と公正をすべての人に
無理な開発をしない、コンプライアンス意識の促進
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
1社で取り組むのではなく、地域一体となった取り組み、学校との協力など。
2.優先課題を決定する
@自社事業が貢献できる目標に絞り込む
SDGsが企業に求める役割は、社会に最大限の価値を及ぼすことです。
つまり、最も影響力のある自社事業でSDGsに貢献することが重要です。
17の目標すべてがどの企業にとっても等しく重要ではありません。
例えば、建設会社では災害に強い建物をつくることで目標11「住み続けられるまちづくりを」に貢献できますし、教育環境を整えることで目標4「質の高い教育をみんなに」に貢献します。
このように、自社の強みを活かして、貢献できる目標を見極めていきます。
A169のターゲットから優先的に取り組み課題を決定する
貢献できる目標が決定したら、その目標のターゲットを確認しましょう。
ターゲットには、目標を達成するために対処すべき課題が挙げられています。
ターゲットを読んでいき、その中で優先的に取り組む内容が見つかれば、それが自社の優先課題になります。
17の目標と169のターゲットを分かりやすい言葉で理解するには日本ユニセフのWebサイトがおススメです。
公益財団法人日本ユニセフ協会「SDGs CLUB」はこちらから
B業務全体をみて他の課題も考慮する
優先課題を決定する上では、自社の事業活動における川上から川下まで、業務全体で社会的・環境的な悪影響を及ぼしていないかも考慮します。
例えば、自社の過剰な要求において、下請先の長時間労働や環境への悪影響を助長しているかもしれません。
このように事業活動の全体をみるすることで、発生しうる悪影響を特定することができます。
3.目標を設定する
@優先課題を踏まえ、目標を設定する
ステップ2で決定した優先課題をもとに、自社独自の取り組みや目標を設定します。
A進捗を測定する評価指標を決定する
設定した目標がどれだけ達成できているのか、進捗を測定するための評価指標を決定します。
・具体的か(いつまでに、だれが、なにを、どのように)
・できるだけ数値化されているか
・達成可能か
BSDGsへの取り組みを公表する
SDGsに取り組むことを、例えば「SDGs宣言」のような形で社内および社外に公表します。SDGsの取り組みを公表すると、社員のモチベーションが向上するとともに、取引先やその他の利害関係者とSDGsに関する対話の土台を構築できます。
4.経営へ統合する
@全部門に組み込む
決定した方針をもとに、具体的な取り組みを各部門に落とし込みます。
各部門の目標設定は部門責任者に任せることが重要です。部門目標を決めるプロセスが、SDGsを自分の事として考えさせ、主体的に取り組みやすくなるからです。
また、SDGsの取り組み具合を人事評価の査定項目に含めると、よりSDGsへの取り組みが活発になります。
A定期的に経営者がSDGsについて発信する
SDGsを推進する上で、大きな壁となるのが社内浸透です。
1〜2回の研修だけでSDGsを社内に定着させることは難しく、定期的に経営者がSDGsについて発信することが求められます。
社内朝礼・社内報・社内催事など、さまざまなシーンでSDGsについて発信することで、社員自身もSDGsを自分事に感じていきます。そして、SDGsが社内に定着すれば、社員が自発的にSDGsに向けたアクションを開始します。
5.報告とコミュニケーションを行う
取組内容を整理し、外部に発信する
外部に発信する上で、SDGsに向けた取り組みの進捗を整理する必要があります。
そのため、四半期や半期など、定期的な進捗調査ができる体制を整えることが大切です。
発信方法は、Webサイト・報告書・SNSなど、さまざまですが、注目を集めているのがSDGsレポートです。
SDGsレポートとは、国際的なガイドラインに縛られずに伝えたい内容で発信できるレポートです。
中小建設業のSDGs導入セット・9,800円(税込)
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