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バランスのとれた人間性
バランスのとれた人間とは、何事に対しても常になぜという疑問を持ち、これを論理的に徹底して追求し、解明していく合意的な知性と誰からも親しまれる円満な人間性を併せ持った人のことをいいます。 いくら分析力に優れ合理的な行動を貫くスマートさを備えていてもそれだけでは周りの人々の協力を得ることはできないでしょうし、逆にみんなからいい人だといわれるだけでは仕事を確実に進めていくことはできません。 私たちが素晴らしい仕事をしていくためには、科学者としての合理性と共に、この人の為ならと思わせるような人徳を兼ね備えていなければなりません。 |
私心のない判断を行う
何かを決めようとするときに、少しでも私心が入れば判断は曇り、その結果は間違った方向へ行ってしまいます。 人はとかく自分の利益になる方に偏った考え方をしてしまいがちです。みんなが互いに相手を思う思いやりを忘れ、私というものを真っ先に出していくと周囲の協力も得られず仕事がスムーズに進んでいきません。 また、そうした考え方は集団のモラルを低下させ活動能力を鈍らせることになります。私達は日常の仕事に当たって、自分さえよければという利己心を抑え、人間として正しいか、私心を差し挟んでいないかと常に自問自答しながら物事を判断していかねばなりません |
本音でぶつかれ
責任を持って仕事をやり遂げていくためには、仕事に関係している人々が、お互いに気づいた欠点や問題点を遠慮なく指摘し合うことが必要です。 ものごとをナアナアで済ませずに、絶えず何が正しいかに基づいて本音で真剣に議論していかなければなりません。 欠点や問題に気づいていながら嫌われるのを恐れるあまり、それらを指摘せずに輪を保とうとするのは大きな間違いです。 時には口角泡を飛ばしてでも勇気をもってお互いの考えをぶつけ合っていくことが大切です。 こうした中から本当の意味でお互いの信頼関係も生まれ、より良い仕事ができるようになるのです。 |
自らを追い込む
困難な状況に遭遇しても決してそこから逃げてはいけません。追い込まれもがき苦しんでいる中で、何としてもという切迫感があると普段見過ごしていた現象にもハッと気づき解決の糸口が見つけられるものです。 火事場の馬鹿力という言葉があるように、切羽詰まった状況の中で真摯な態度で物事にぶつかっていくことによって、人は普段では考えられないような力を発揮することができます。 人間はえてして安きに流れてしまいがちですが、常にこれ以上後に引けないという精神状態に自ら追い込んでいくことによって、自分でも驚くような成果を生み出すことができるのです。 |
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与えられた仕事を生涯の仕事として一生懸命行うことは大切ですが、ただそれだけでよいということではありません。
一生懸命取り組みながらも常にこれでいいのかということを毎日毎日考え反省し、そして改善・改良していくことが大切です。
決して昨日と同じことを漫然と繰り返してはいけません。毎日の仕事の中でこれでいいのかということを常に考え、同時になぜという疑問を持ち、昨日よりは今日、今日よりは明日と与えられた仕事に対し改善・改良を続けることが創造的な仕事へとつながっていきます。
こうしたことの繰り返しによって素晴らしい進歩が遂げられるのです。