事例・実績
「品質マニュアル」、「規定」、「要領」、「帳票」と四段階の文書があり、管理も複雑でした。また、品質マニュアルの装丁や用語が複雑で難解でした。
それが、わずか3回のコンサルティングで、品質マニュアル一冊に集約され、言葉も、製品実現→工事、製品実現の計画→施工計画、顧客関連プロセス→受注などと、用語も非常にわかりやすくなりました。 一番の成果は、ISOと通常業務の二重業務が整理され簡素化されたことです。例えば、毎月一回全員会議の場を「マネジメントレビュー」と位置づけた。内部監査も対象部門と現場を絞り、ISO用ではなく実質的な監査に変えました。 このように、ISOに合わせるのではなく、自社の業務がISOに適合するように照合していくことで、二重業務をかなり解消することができました。 それでもまだ、見直しは不十分だと感じています。教えていただいたように、ISOの本質を理解し、「品質マニュアルが業務マニュアルとして活用されてこそ本物」となるようブラッシュアップしていきます。 今後共よろしくお願いいたします。ありがとうございました。(I建設様) |
コンサルネット 反田様
購入させて頂ましたISO9001(CD)をもとに品質マネジメントシステムの簡略化を行い、昨日、そして、本日品質マネジメントシステムの第2回更新審査が無事終了致しました。 CDが、大変参考になりましたことをご報告いたしますとともに、お礼を申しあげます。審査員からも、マニュアルの大規模な見直しを実施・運用している事に付きましてお褒めの言葉を頂きました。又、余分な手順書や要領書も無くし、マニュアル1冊の中に全て網羅したおかげで、当社、社員からも「かなりわかり易くなった」と好評でした。当社は、環境も取得していますので、今後、品質と同様に簡略化を進めていきたいと思います。どうもありがとうございました。 株式会社 富士防水工業 システム管理課 都築 |
1年前の○月○日、A社のK社長から電話が入った。 「ホームページを見た。ISO9001の件で相談したい」とのこと。 約束の日に訪問すると、K社長と管理責任者のT部長がISOの資料を前に待っておられた。 私「どんなご相談でしょうか?」おもむろに切り出すと K社長「ここにいるT部長がISOを継続するなら辞めると言っているんです」 T部長「ISOをやって何かメリットがあるんですか?」と私に問いかける。 私「そうですねえ、ISOを取得したけど重荷になっている企業は 多いですね。御社がISOに取り組まれた理由は何ですか?」 K社長「この地区でも主な会社は取ってしまったし、経審の点数も・・・。」 T部長「私は反対でした。ISOの会社はみんな苦労をしていたから」 K社長「他社も頑張っているんだから、3年間はとにかく頑張れと言っているのだが」 私「マニュアルを拝見できますか?」と見せていただくと、 ・品質マニュアルは、規格の焼き写しで規格用語で書かれている。 ・手順書が6冊 (文書管理、記録の管理、内部監査、不適合製品の管理、是正処置、予防処置) ・帳票集が5cmほどの厚さある。 私「何が一番問題ですか?」 T部長「マニュアルを読んでも何を書いてあるかよく分からないのです。コンサルタントの言うとおりやったのですが、作成書類が増えた上にハンコをつく欄が増えて業務が進まないのです。」 私「例えば?」 T部長「見積書は今まで急ぎの場合や社長が不在のときは私が決裁して提出していたのですが、ISO後は課長、私、常務、専務、社長のハンコがないと業務が進まないのです」 私「それはISOを契機に決済手順をそうすべきと判断されて、されたのでしょうか?」 T部長「いいえ、コンサルタントの先生が持ってきた見本がそうなっていたのです。コンサルタントもキチンと手順を踏むべきだという指導でした」 私「他には?」 T部長が上げた問題点を要約すると以下のとおりであった。 1.「施工計画書」と「施工品質計画書」を作成しているが、 「施工品質計画書」の作成意義が分からない。 2.小規模工事は「施工品質計画書」を作るのが大変なので、 ISOの適用範囲を300万円以上にしたいといったら、 ダメだといわれた。 3.ISOの導入後、検査の種類が増えた。 4.スチールテープやスタッフも管理が必要なのか。 「使用前点検記録」をつけるのが大変である。 5.設計図書の配付管理を「設計図書配付管理台帳」でやっている。 変更後とに、台帳の修正が必要だ。などなど。 私「結論から言うと、以上のことはすべて改善できます。 それに御社の規模ですと「品質マニュアル」一冊で十分です。 管理する「帳票」も今の3分の1でいいでしょう」と言うと、 K社長もT部長も、唖然とした様子でした。 結局、私の方から、半日3回のコンサルで実際業務に合った「マニュアル」に全面的に改定しすることを提案し、改善に着手した。 今では、何の支障もなくISOを継続している。 むしろ、社長の言葉をまとめると、次のような効果が出てきているという。 1.中途採用社員への業務説明が「マニュアル」で効率的に できるようになった。 2.目標管理への意識が高まり、P-D-C-Aの仕事の基本が理解されてきた。 3.500万円以上の工事について「工事評価」をするようになり、 現場代理人の品質意識と競争意識が高まった。 4.教育訓練や資格取得が計画的にされるようになり、報告もよくなった。 5.顧客との打合せが記録をもとに実施され、 信頼感とコミニュケーションが増した。 「同じISOでもこれほど違うのか」と、驚かれています。 本当は、こんなのおかしいですよね?国際規格のISOなのに! でも、これと似たような事例が山積みなのです。 原因は、結局「ISOが重荷になっていませんか?」に戻りますが、経営者にあるんですね。経営者が管理責任者に【丸投げ】であり、ISOの本質を理解し、自社に合った業務マニュアルにしていないからです。 |
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「品質マニュアル」、「規定」、「要領」、「帳票」と四段階の文書があり、管理も複雑でした。また、品質マニュアルの装丁や用語が複雑で難解でした。
それが、わずか3回のコンサルティングで、品質マニュアル一冊に集約され、言葉も、製品実現→工事、製品実現の計画→施工計画、顧客関連プロセス→受注などと、用語も非常にわかりやすくなりました。
一番の成果は、ISOと通常業務の二重業務が整理され簡素化されたことです。例えば、毎月一回全員会議の場を「マネジメントレビュー」と位置づけた。内部監査も対象部門と現場を絞り、ISO用ではなく実質的な監査に変えました。
このように、ISOに合わせるのではなく、自社の業務がISOに適合するように照合していくことで、二重業務をかなり解消することができました。
それでもまだ、見直しは不十分だと感じています。教えていただいたように、ISOの本質を理解し、「品質マニュアルが業務マニュアルとして活用されてこそ本物」となるようブラッシュアップしていきます。
今後共よろしくお願いいたします。ありがとうございました。(I建設様)
品質と環境の統合マニュアルで運用していましたが、審査員の指摘に対応するたびに内容が複雑になり、ISOが重荷になっていました。
クチコミでコンサルネットさんのことを聞き相談したのですが、最初は本当に、3回のコンサルティングで簡素化できるのか疑問でした。
しかし、藁をもつかむ気持ちで依頼し、すっきりした内容に簡素化され感謝しています。
具体的には、
・環境影響評価、法規制チェックの手順が簡素化された。
・品質目標、環境目標の展開方法が簡素化された。
・内部監査、マネジメントレビュー内容と手順が簡素化された。
・協力業者の評価が問題のある業者だけになった。
・施工品質計画書が不要となった。
・トレーサビリティ、顧客所有物の管理、建造物の保存などで使用していた帳票が不要となった。
・測定機器の日常点検記録が不要になった。
・不適合品の管理のやり方が簡素化された。
・緊急事態への準備及び対応手順が簡素化された。
具体的な指導で、ISOの要求していることが初めて理解できました。
このマニュアルを新入社員や中途入社社員、経験の浅い社員でも活用できる業務マニュアルにしていきます。
本当にありがとうございました。(K建設)