旧暦1月15日は小正月と呼ばれ、この日まで門松を飾る「松の内」でした。 飯豊町では、未明に南の田に出て鳥を追うしぐさをしながら田植えをする「雪中田植え」や、だんごの木(ミズキ)にうるち団子などを刺し、餅花を咲かせて広間に飾る「団子さし」など、豊作を祈願する行事が行われてきました。そして、夕方には「さいぞう笑い」または祭事の掛け声から「ヤハハエロ」とも呼ばれる火祭り(全国的には「どんど焼き」と呼ばれることが多い)が行われます。松飾りを南の田んぼにもっていき、それを藁で包んで焼くのです。この時「ヤハハエロ ヤハハエロ」と笑い声で囃し、また身体を拭いた紙を燃やしながら「疝気寸白持ってげ、持ってげ」と唱え、厄払いも行いました。
行事には省略された箇所もあり、開催する地域も少なくなってきているものの、現在もこの農村文化は受け継がれています。
是非この機会にヤハハエロに参加し、五穀豊穣・無病息災・子孫繁栄などを祈願してみませんか。
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