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ちょっとのぞいてみませんか?-鈴木ユキオの世界-

 『コンテンポラリーダンス』ってまだまだ良くわからないなあ・・・
なんて、そんな風にお思いのアナタ。
 まずはちょっとだけ、のぞいてみませんか?

 今回は鈴木氏の数ある作品の中から、下記の2作品をご紹介します。
 (それぞれの画像をクリックしていただくと、別のページが開き、Youtubeが再生されます。)

鈴木ユキオ・振付最新作品
『犬の静脈に嫉妬せず』
『犬の静脈に嫉妬せず』(2009改定版)
(スライド映像/2分35秒)

『沈黙とはかりあえるほどに』
『沈黙とはかりあえるほどに』
(動画/5分12秒)

 どうでしたか?
 ひとくちに『コンテンポラリーダンス』と言っても、同じアーティストの作品ですら、さまざまな作風があってとても興味深いですね!

 12月13日(日)の公演「鈴木ユキオ、白鷹と踊る!」では、ご紹介した作品『沈黙とはかりあえるほどに』をすぐ目の前でご覧いただけます。
 アーティストの躍動する身体、その緊張感を是非生で『感じて』みてください(^^)
2009.12.11:siraayu09:コメント(0):[さむすぺ!]

古部賢一氏インタビュー(後編)

  • 古部賢一氏インタビュー(後編)
ソロとオーケストラ活動の違いと醍醐味は?
オーボエという楽器の歴史は古いのですが、ソロの曲があるのはバッハやモーツァルトの時代。
その後20世紀に入るまでソロ曲は作られませんでした。
チャイコフスキーやメンデルスゾーンなど、いろんな曲はオーケストラで演奏できます。

オーケストラにいると音楽家としての幅が広くなるように思います。
そこには100のエネルギーがあります。
ソロでは自分ひとりの世界です。
他の演奏家とのコラボレートでは、新たな世界を知り、自分を深めることもできます。
オーケストラというバックボーンがあるからこそできると思っています。

鈴木大介さんとは昔からのお友だちですか?
ガラコンサートなど同じ演奏会に出ていたのですが、一緒に演奏したことがありませんでした。
出光音楽賞を同時に受賞したことが追い風になって、デュオコンサートを始めるようになりました。

尊敬する人は?
シモン・ゴールドベルクという戦前にベルリンフィルのコンサートマスターだったバイオリニストです。
晩年は僕が所属している新日フィルの指揮者で、個人的にレッスンも受けました。
音楽だけでなく、精神的なことも含めて人間としてずいぶん影響を受けました。
バロックから現代曲まで、古いものから新しいものまで、どれかに偏らないやり方を教えてもらいました。
幅の広さ、音楽に対しての造詣の深さに感銘を受けましたし、そのようでありたいと思っています。

フリータイムは何をしていますか?
活字中毒ですので、読書。
実益を兼ねて料理も。

お客さまへ一言
どなたも目から鱗を落としていただけます。
ギターに、オーボエにこんなことができるのかと驚いていただけると思います。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

丁寧なご回答ありがとうございました。

皆様、是非10/4当日はあゆーむへ古部さん、そして鈴木さんの美しい調べを聴きにおいで下さい(^^)
2009.09.25:siraayu09:コメント(0):[さむすぺ!]

古部賢一氏インタビュー(前編)

  • 古部賢一氏インタビュー(前編)
オーボエをはじめたきっかけは?
中学2年生の時に吹奏楽部に入部したのが始まりです。
それまでは、学校と塾だけの生活だったのが反抗期に入ったのでしょうか。
トロンボーンとかサックスとかパーカッションがかっこいいなと思っていましたが、空きが無くてオーボエを進められました。
最初は楽譜も読めなくて音符にひとつずつ振り仮名をうっての練習でした。

オーボエは一番難しい楽器としてギネスブックに載っています。
リードや吹き口の部分が木管楽器の中でも複雑で、メンテナンスが大変です。

なぜ音楽家を目指すようになったのですか?
普通に進学高校へ進み、大学へ入ったら学校のオーケストラに入部しようか程度に考えていました。
中学時代の恩師が音楽を目指すように進めてくれ、両親まで説得してくれて芸大を目指すことになりました。
それで、高校2年の後半からピアノや音楽の基礎の勉強を始めました。

妹がピアノを習っていて、両親も音楽が好きで、いつも音楽があるような家庭でしたが、音楽を目指すとは思ってもいませんでした。

ソロとオーケストラのお仕事の比重は?
一年のうちで半分をオーケストラ、残り半分をソロやアンサンブルという割合で演奏しています。
オーケストラの演奏は歯車に組み込まれたような感じがして、学生の頃はあまり好きでなかったこともありましたが、その魅力をわかるようになりました。
どちらもそれぞれの魅力があるし、おのおの違うやり方があります。

プロとしてはオーケストラが始まりです。
そのうちソロやコンチェルトの仕事をさせてもらえるようになりました。
はじめのうちは緊張だけでしたが。
2009.09.24:siraayu09:コメント(0):[さむすぺ!]

鈴木大介氏プロフィール

10月4日の『オーボエ・ギターデュオコンサート』にご出演される
ギター奏者・鈴木大介氏のご紹介です

鈴木 大介(ギター)
Daisuke Suzuki(Guitar)

鈴木大介のブログ
http://daisukesuzuki.at.webry.info/


 作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、新しい世代の音楽家として常に注目され続けている。
 マリア・カナルス国際コンクール第3位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝など数々のコンクールで受賞。 
 2004年6月~2006年2月まで8回にわたり、20世紀に生まれたギター音楽を毎回異なる視点でアプローチする演奏会「ギター・エラボレーション」を白寿ホールで開催。2005年には、ベルリン・パリ・東京にて、武満徹の舞台「マイ・ウェイ・オブ・ライフ」でケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団と共演。同年タイ国際ギター・フェスティバルにも出演し、2006年、同フェスティバルに再び招かれた。2006年7月、コペンハーゲン・ジャズ・フェスティバルにキャスパー・トランバーグ・タケミツ・プロジェクトのギタリストとして出演。2008年2月には、ワシントンのケネディセンターにて開催されたジャパン・フェスティバルでの「A Tribute to Toru Takemits」に渡辺香津美、coba、八尋トモヒロと共に出演、大好評を博した。
 内外の演奏家からの信頼も厚く、これまでに、クロード・ボリング、マーティン・テイラー、渡辺香津美、荘村清志、ブランドン・ロス、古部賢一、須川展也、天羽明惠らと共演を重ねている。また、小澤征爾が中心となって行われるサイトウ・キネン・フェスティバル松本には、ゲスト・プレイヤーおよびオーケストラ・メンバーとして、1997年以降頻繁に招かれている。
 現代音楽の初演や、アンサンブルとコンチェルトの膨大なレパートリーでの、明晰な解釈力と洗練された技術は、多方面からの評価を確立し、難度の高いプロジェクトにおけるファースト・コール・ギタリストの位置を維持している。
 また、斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価を受け、「カタロニア讃歌~鳥の歌/禁じられた遊び~」は2005年度芸術祭優秀賞(レコード部門)を受賞。2006年には武満徹の没後10年を記念し、映画音楽集「夢の引用」をリリース。2007年、2008年にリリースした「 キネマ楽園 」、「キネマ楽園 Ⅱ/夜の太陽」は、ギター・ソロによる映画音楽のカバーで大ヒットとなった。2008年11月に、アルベニスの作品集をリリース。最新盤は、「キネマ楽園~love stories」(2009年7月発売。)
これまでにNHK-FM「クラシック・リクエスト」(1999年~2001年)、
「気ままにクラシック」(2002年~2008年3月)のパーソナリティーもつとめた。
 第10回出光音楽賞受賞。2005年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
 洗足学園音楽大学客員教授。
 横浜生まれ。ギターを市村員章、福田進一、尾尻雅弘の各氏に、作曲を川上哲夫、中島良史の両氏に師事。ほかに、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院においてエリオット・フィスク、ホアキン・クレルチの両氏に師事。 
2009.09.15:siraayu09:コメント(0):[さむすぺ!]

古部賢一氏プロフィール

10月4日の『オーボエ・ギターデュオコンサート』にご出演される
オーボエ奏者・古部賢一氏のご紹介です

古部 賢一 オーボエ
Ken-ichi Furube, oboe

 日本を代表するオーボエ奏者の一人であり、柔らかく甘い音色と響き、バロックから現代音楽に至る幅広い様式に対応する柔軟性と優れた音楽性が高く評価されている。
 東京芸術大学在学中の1991年、弱冠22歳で新日本フィルハーモニー交響楽団首席オーボエ奏者に就任。1995年から翌年にかけて、アフィニス文化財団海外研修員としてドイツ国立ミュンヘン音楽大学大学院に留学。これまでに、オーボエを中山和彦、北島章、小畑善昭、小島葉子、ランダル・ヴォルフガング、ギュンター・パッシンに、また室内楽を村井祐児、中川良平の各氏に師事。
 小澤征爾指揮新日本フィル定期公演をはじめ、ジャパン・チェンバー・オーケストラ、イタリア合奏団、ミラノ・スカラ弦楽合奏団、ザルツブルク室内管、東京フィル、N響室内合奏団など国内外の数多くのオーケストラのソリストとして、また、ジャパン・チェンバー・オーケストラ、オイロス・アンサンブル、いずみシンフォニエッタ大阪などのメンバーとしても活躍している。サイトウ・キネン・フェスティバル松本、宮崎国際音楽祭、木曽音楽祭などにも定期的に出演。ハンブルク北ドイツ放送響、ベルリン・ドイツ響、シュトゥットガルト室内管などにも客演首席奏者としてしばしば招かれている。
 リサイタルや室内楽にも積極的に取り組み、ドイツを代表するチェンバロ奏者、クリスティーネ・ショルンスハイムとのデュオを国内およびライプツィヒ・バッハ博物館で行なうなど、バロック演奏でも高い評価を得ている。近年には古楽器奏者としてもデビューした。
 現代作品の演奏も数多く手がけ、メシアンの遺作「4のコンセール」やシュニトケ「オーボエとハープのための協奏曲」などを日本初演している。2006年には東京オペラシティコンサートホールで開催された武満徹没後10年特別企画公演で、大作「ジェモー」を若杉弘・高関健指揮東京フィルらと共演、絶賛を浴びた。
 同年、東京で行われたラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン音楽祭にも参加。2007年には、東京国立科学博物館講堂にてオーボエの進化をたどるレクチャーコンサートを行ない、チャルメラからコール・アングレ、オーボエ・ダモーレなどオーボエ属の楽器を総動員した「オーボエ講座」が絶賛を博した。
 
 近年は、ピアノの塩谷哲、ギターの渡辺香津美、鈴木大介とのコラボレーションなど、ジャンルを超越した活動も展開している。2000年に第10回出光音楽賞をオーボエ奏者として初めて受賞するなど、今や日本を代表する音楽家の一人に成長を遂げている。
 レコーディングは、ソロ・デビュー・アルバム 『ドルチェ』、ミラノ・スカラ弦楽合奏団と共演した『アマービレ/イタリア・バロック協奏曲集』(以上キングレコード)、鈴木大介(ギター)とのデュオ・アルバム『DAYDREAM』(フォンテック)などのCDをリリースしている。

 東京音楽大学、昭和音楽大学非常勤講師、兵庫芸術文化センター管弦楽団アソシエイト・プレーヤー。
 第8回「国際オーボエコンクール・軽井沢」審査員を務めるなど、後進の指導にもあたっている。
2009.09.07:siraayu09:コメント(0):[さむすぺ!]