獅子宿

メモ
かやぶきの屋根の修復作業もだいぶ進みました。穴も塞がり一安心です。

昨夜9時頃、錦屋さんの前でソフトクリームの立体看板が目に入りました。運転中の娘が一言「ソフトクリームくだい!」。その一言で決定です。定員さんに五つ注文し、箱にでも入れてくれるのかなと思いきや・・・・。持ち帰りのシステムは無いとの事でした。私の子供の頃、実家の斜むかえのレストラン「みよしの」さんで、コーンでできた蓋のようなものがあり、家に持ち帰って食べた記憶がありました。急いで五つのソフトクリームをつかんで乗車し自宅に戻りました。溶けて曖昧になっていくソフトクリームの輪郭線。ぽたぽた落ちる白い雫が時限爆弾のタイマーの様に思われました。家に帰って大騒ぎ。たまに衝動買いも楽しいものですな。勿論ソフトクリームは美味しかったですよ。

顎の木地もカチンカチンに乾燥しています。歯をぴったり合わさるように作っても必ず後で動いて合わなくなるので下あごをやや大きめに作ります。顎がついたらお獅子の表情が笑っているように見えます。

茅葺き職人にとって晴れたら仕事です。通称コダネと呼ばれる茅を押さえる為の竹。それを固定する為に針金を屋根にさして丸太の構造材にひっかけます。屋根に登って写真を撮ってると「また何か落ちたぞ〜」と言う声が…!


冬に荒彫りして、しばらく乾燥を待っていた木地の獅子です。柳材は生木だと豆腐の様にサクサク彫れますが、こう乾燥してしまうと堅く粘りが出て彫りにくくなります。


近所の方に茅切りをお願いしました。その方の家も以前はかや屋根で、すごく手慣れておられました。昨年刈った茅で何とか今回の修理に間に合うだけの量があるか心配です。もうすぐ秋が進み、北風にさらされてすっかり茅が枯れて黄金色になったら茅刈りが始まります。そうだ!皆さん!茅刈りのボランティアをしてみませんか。一度、茅刈りを体験してみませんか?申し込みはメールで投稿してくださいね!