漆の工程が終了しました。漆が塗られ白い毛が植えられて木地の獅子の時よりひとまわりでっかく成長して戻ってきました。奥行き75cmもあるので本当に大きく見えます。見上げる様な赤い縁取りが効いたつぶらな瞳、豊かな頭髪や頬髭。耳がつーーんと尖って緊張感がありますね。頭髪で見えにくいけどギザギザ木葉の眉毛が独特です。ここの地区の神社の振り方は、あの獅子のなんとも愛くるしい表情からは想像できない勇壮な振り方です。さーて!できたての獅子頭は注意して触りましうね!漆は湿気と反応して硬化してますが、漆に過敏に反応する体質の方は、たまにちょっと触っただけでも漆まけを起こすからです。触ってから五分も経たないうちにぼつぼつ水泡が出てくることもありますので注意しましょうね。私は新しい獅子を持つたび漆負け反応が表れ、大変です。これに懲りて次回は手袋でも用意すればいいものを、忘れてまた見事に漆負けてしまいます。負けず嫌いの自分は、なんとか勝つ方法は無い物か頭をひねっています。
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先日獅子舞ごっこがこうじて獅子頭を新調してもらったAくん。パパと一緒に太鼓の稽古に参加しました。でも恥ずかしくなっちゃって太鼓を前にして、しくしく涙ぐんでしまいました。お獅子もおっかないしー。がんばれーチビッコ太鼓名人よ!試練を乗り越えるのだ! 結局ずーっと叩かずじまい。なんと!見かねたパパが30分でダダンコをマスターしてしまいました。さすが名人のパパですね。
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これは獅子宿の商品開発中の4cmほどのアルミ鋳物の獅子頭であります。ある染屋さんにある山形の鋳物工場を紹介していただき相談してみると10個ほどサンプルを作っていただきました。染屋さんの職人さんも偶然、月山湯殿山両所の宮神社でお神輿を担いでいらっしゃる方で鋳物工場の社長さんはそちらの頭だそうでびっくりいたしました。今年の8月1日にお祭りで女性だけのお神輿もはじめて渡行したということす。伝統文化にも女性がどんどん参加し活性化の重要な役割となりつつあるようです。
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