そうそう!かんなり前の五月の連休に家族と偶然訪れ、満席で入れなかった店でした。蔵王のふもとの山間の部落に知る人ぞ知るといった環境にあります。秋晴れの中、紅葉にはまだまだ早く、鄙びさ加減もイマイチの季節。平清水から岩波を登り、ふとした看板を目印に車を走らせると、農作業姿のおばちゃんが小川のせせらぎで胡桃を洗っているのを発見。こちらが蕎麦屋さんですか?と尋ねると車庫に並べた自家製野菜を指差し「帰りに買ってってけらっしゃい」と手前野菜の宣伝でした。妙に観光客対応慣れしたおばちゃんは、いかにも山形人といった雰囲気を演出する女優という感じであります。だしそばがこの店の看板の様でした。店に並んだ清酒のビンが嫌に気になり、八海山を注文し同伴の方に試飲していただきました。
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数年前、長井高校の庭の柳が風折れしたものをいただき制作しました。黒いので見えにくいのですが、木地の時は「豚ですか?猪ですか?」と失礼なご意見もあったんです。黒い馬の毛を植えて見ましたが、やはり黒い獅子の色には白の毛がいいようです。野性味はありますね。柳で薄く作っていますので軽く、獅子頭というより面というカテゴリーの分野に属したほうがいいかな。軸を噛んで固定もできます。以前から新しい創作の舞の構想があり、その手始めに作ってみました。熊に見えるかな?熊の動きを研究して舞いにしてみたいですね。
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