獅子宿

かげろう日記
かなり前に制作した作品です。発泡スチロールで原型を作り和紙を貼って着色した物です。
ご注目いただきたいいのはペットボトルの右隣のケーキであります。ケーキは別腹といいながら父には信じられないメニューです。しかもその右にはデザートのオレンジがあります。うーーーむ!何か悪い?とでもいいたげな表情をご覧くださいませ。
伊佐沢は今、まさに実りの秋。稲は黄金色に、林檎は乙女のほっぺたの色に、ざくろといえば奇怪な裂け方をして熟す果実でございますねぇ。中の果肉は砕けた色付き強化ガラスのような状態でつまっています。他に類似した果物は無いようで非常に変なくだものですよね。あぁなんか俺みたい。
街の表情も毎年更新していきます。昭和初期から高野町のこの通りも華々しい時代がありました。あやめ公園に続くこの道は、地元の人々が大勢下駄のカランコロンという音を響かせながら期待を膨らませ公園へと闊歩したのでした。その一角にその華々しい時代の面影を残し毅然と立ち尽くしているのがこの建物です。今年春、老朽化していた旧郡役所が整備されましたが、その建築様式と似かよったデザインに以前から注目していました。こちらの家主は彫金作家として活躍されていてそばを通るとカンカンカンカンと銅板を叩く音が聞こえる時があります。遠くなった繁栄を惜しむかのような寂しい音にも聞こえます。
西山によく虹がかかるんです。10月頃天気雨のときによーくでます。今日の虹は低くてでっかい虹ですなぁーーなんて感心してしまいました。おしし情報の他にも虹の情報なんかも載せちゃおうかな。虹の現れるのはほんの一瞬でそのはかなさも美しさなんだろうね。