「鉄は熱いうちに打て」の言葉通り3日の森助獅子検分の後、自宅に戻ってから設計図と型を作った。
どの写真にもタテガミに隠された部分が獅子頭の全体のフォルムを遮断している。
それはタテガミの効果であるオリジナルのデザイン保護なのだろう。
タテガミは「見て盗め」を防止する盾でもあるのだ。
そんな事を思い浮かべ、ブツブツ唱えながら制作の準備を整え、翌日朝から木取り荒彫りを開始した。
今年もコロナ感染防止を決め込み、連休は臨時休業にしていた。
奥行きが50cmmもあり白鷹の鮎貝や西高玉クラスの大型獅子である。
木取りの獅子木地が大型で動かすのも手こずり、腰に来る重さである。
この柳は昨年11月に伐倒した野川上流の柳の根元 木地は半年経過するとだいぶ乾燥し始めて
粘りが出てきていた。
2日目から内部を削り重量を軽減し、室内に運び入れ落ち着いて制作を始めた。
連休中天候が良く、草木の新緑で風景がガラッと変わってしまう。
この季節、雪国ならではの魔法を見ている様だ。
さて今年も21日(土)に黒獅子まつりが開催され、7社の獅子舞が一同に会する。
コロナ感染のニュースは連日報道され、なかなか減る様子も無い。
しかし今年の祭りは、例年以上に盛り上がるのでは無いかと予想している。
工房に収まり切らなくなった総宮型の獅子木地 一旦乾燥
一層の感染注意を準備して観覧したいものである。
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