獅子宿燻亭臨時休業中のお知らせ

  • 獅子宿燻亭臨時休業中のお知らせ
上山市二日町八幡神社所蔵一対の獅子頭 大正期 仏師高橋岩太氏の作



ご連絡遅くなりました!!
諸事情により1月27日金曜日より2月2日まで臨時休業させていただいております。
3日金曜日から営業再開の予定ですので、ご来店お待ちしています。

ちょうど25日の定休日には10年に一度と報じられた天候悪化でどっぷり雪に閉ざされましたが
左程の雪害もなく安心しております。自宅にて村山や庄内の太々神楽獅子の研究や獅子幕縫製など
の作業をこなしております。



太々神楽について過去に存在した団体リストを制作しているが、図書館の資料やネットでの検索で目を皿に
して探していると各市町村に太々神楽団体があり、それは山形市㊀(丸一)餌鷹神楽の営業所的な存在だっ
た事がわかる。戦前の最盛期には県内に組合や学校も設立され回る地区の管轄も決められていた。

大石田町に「駒篭神楽」があり平成4年(1992年)に豊田川前地区文化祭記念として豊田小学校体育館にて
神楽が公演された映像が残っていた。映像を観ると獅子頭の作風は大正前後期の上山の仏師 高橋岩太の作風
で、㊀餌鷹神楽系列の獅子は高橋岩太氏の獅子と決まっている様である。何か契約を締結していたのだろう。

その映像は、youtubeにて

「北山形視聴覚教育センター 駒篭神楽 https://www.kavec.ed.jp/avaids/400255 」で視聴できる。

少し覗くつもりだったが、神楽を観ていると素晴らしい技能で魅入ってしまった。獅子舞や放下芸、お囃子の
熟練さが感じられ正にプロの集団によるものだった。芸人さんのお一人に見覚えのある方を見つけた。㊀餌鷹
神楽最後の太夫 三浦健治氏である。中心的な方は三浦氏の父親の肇氏の可能性がある。


三浦健治氏?


山形市三日町の三浦家取材の際のメモに「上山 天童 大石田を回った」とあり各地の神楽のメンバー減少もあり
昭和40年頃から「伊勢講太神楽」として太夫たちが集まり公演を行なっていたという記事を発見している。

既に400年の歴史を伝えた㊀餌鷹太神楽は途絶え、生の公演は観ることは出来ないので、このネットで検索して
観れる映像は大変貴重な文化財だろう。置賜の米沢市や川西町、長井市や白鷹町にも太神楽が存在していたと伝
えられている。どの様な獅子舞文化であったのか探ってみたいものだ。

2023.01.29:shishi9:[コンテンツ]

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