県内コロナ感染者増加が止まらない。
獅子宿燻亭の営業は本日11日から14日までの繁忙期を臨時休業にした。
先週の戦場降水帯による豪雨の影響と猛暑との三重苦。
そんな中、暑さに発汗朦朧としながら、二頭の木地仕上げを行っている。
歌丸神社型と白鷹町浅立諏訪神社と広野観音、小山沢七星神社に共通している備前型の獅子頭
を創作した獅子頭である。
木地で制作して暫く乾燥していた。瞳に凸レンズを埋め込み目力を増強。耳は別の獅子、確か獅
子頭展に展示中の西大塚型に転用したので新しく制作した。
成田五十川型の三本の軸棒タイプに取り付けた軸棒は、ズレていて酷いので二本の総宮型に改造。
乾燥で出たヒビを埋めた部分は麻布を張って補強した。
以前も述べたが、この獅子のデザインは岡山県備前市 西片上の宇佐八幡宮にある市指定文化財
「備前宮獅子(狛犬)」の頭と酷似しており、なぜ酷似しているかは不明である。この一対の陶器
の狛犬は、文政9年(1826)備前釜元 森 五兵衛尉 正統と記名が残されている。
しかし、備前焼の歴史は古く800年もの歴史があり、備前の獅子のデザインとの関連性を探るのは
大変そうだ。
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