8月7日午後から南陽市熊野神社拝殿で七夕祭りの獅子頭60品の展示が行われた。
毎年、七夕に町内の家々に伝わる獅子頭を集めて飾る慣しがあり、当工房の獅子頭二頭も展示して戴いた。
町内の獅子は小型サイズが多く、明治期の彫師 小関庄左衛門や菊人形創始者 菊地熊吉の作の獅子頭が展示
された。今回、初めて展示される獅子頭も数品あり、どの獅子かを当てるのも毎年の楽しみになっている。
また、古い獅子頭が多いのは当然だが、近年作られた獅子頭が見られないのが気になる。
今回当工房の出品した獅子頭の一つは、こちらの神社所蔵の三獅子頭をモデルに制作した。今回はその二頭
が展示されて間近で拝見する事が出来た。懸案だった獅子頭内部の記名確認を、口を開いて確認したが残念
ながら無かったが主の漆が塗られた舌の形状が確認できた。
獅子頭展示は午後3時過ぎから数時間で終了してしまうのが残念である。氏子の高齢化で展示が出来なくなっ
たりする話もあるが、これからも継続してもらいたい事業である。
この記事へのコメントはこちら