7月3日より飯豊町町民総合センターあ〜す、にて「飯豊町の獅子頭 獅子彫師の歴史」の展示が始まった。
午後からは獅子頭展示の前でギャラリートークを行った。
獅子頭展の企画は飯豊史談会主催で、3月に開催予定であったがコロナ感染の影響で順延したものだった。
獅子頭は萩生諏訪神社の天明3年の作から、飯豊町出身の近代の彫り師の作、現役の彫り師三人の獅子頭、
手ノ子八幡神社の化粧回しなど興味深い展示である。萩生諏訪神社天明3年の獅子頭の内部を拝見すると
実に丁寧に鼻や眼の凹部を左右対象に彫り込み軽量化している事に気づかされた。
三人衆の獅子頭
30名程の参加者を見てみると、やはり若い世代が少ない。温故知新は実際に年齢を重ねないと見えてこない
事は実体験として理解できるが、多くの方々に飯豊の優れた獅子頭を魅力を伝えたいものである。
今回の展示会に続き、8月1日より19日まで長井市東町の道の駅「川のみなと長井」にて獅子頭三人展の展示
が決定した。今までは単独の獅子頭展を開催してきたが、若い世代の彫り師たちと共に獅子文化を次世代に
繋げていきたい。
展示の獅子頭リスト
講話の様子は山形新聞に掲載していただいた。
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