柳の立木伐採の情報が入った。
伐採の適期には遅い季節だが、獅子頭材料の確保が出来るかも知れない。
早速、現地に向い立木を眺めて検証すると、幾つか問題点が浮かんできた。
まず、柳であるという確認が大事。
まず樹皮や枝を見ると柳である。
落ち葉を見ると、確かに細めの柳の葉で間違いない。ここを見逃してはいけない。
材の最大の太さは直径90cm、使える部分は270cm有るかないかと見た。
地面根元から上の150cm位までと、3mまでの所に細い枝が細かく伸びている。
これは枝払いで伐ったか、腐れて折れたかの原因で再生し細い枝を発生させたのだろう。
枝の無い部分でも膨らんだコブがあるので、何らかの障害が隠れている。
人は外見だけでは分からないが、柳は外見で物を言う。
細い幹や枝は、細かく砕かれてチップにされる。太い幹はなんとか活かしたいものだ。
この場所は、子供の頃よく遊んだ思い出の場所でもある。
中学生の頃は、音楽観賞会的なイベントも開催され人が溢れていた。
この柳は、獅子彫りの幼少期と数多くの人々の栄枯盛衰を静かに眺めてきたのだろう。
そう考えるとジワジワ愛着が湧いてくるのである。
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