古い獅子頭木地

  • 古い獅子頭木地
飯豊町中津川の小屋の獅子彫り渡部 享氏の作の獅子頭頭部の木地を見てみた。


鼻の穴の位置を修正した痕や頬の高さを増やそうとしている


奈良の手向山八幡の獅子頭と似た印象


木地の材はシナノキ。別名もまだ。加工し易く建具やシナベニヤに用いられる。

この木地は享氏が酒田の十一面観音の獅子頭制作を依頼された際、2頭試作されたものと推測する。

縁あって私の手元にあるが、享氏の数少ない貴重な資料である。





1作目は修正痕も見られ初期段階の習作。2作目は仕上がり前まで行ったが、気に入らなかっったと

見えて仕上げ途中で中止された獅子頭である。

この2頭のうち、どちらかを享氏出身の飯豊町に寄贈する予定である。

いま獅子彫り師として享氏が活躍した資料をまとめている。

昭和40年から平成までの写真や資料など、どなたか提供戴ければ幸いである。
2022.02.22:shishi9:[コンテンツ]

この記事へのコメントはこちら

以下のフォームよりコメントを投稿下さい。
※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。
今日 325件
昨日 388件
合計 181,491件