獅子頭内部のハツリと番組紹介

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2月15日 午前は晴れ、午後から降雪との予報ぴったりの天候だった。

午前中は外仕事でチェーンソーを吹かして外仕事。帰る時には、モサモサと湿った雪が

大雪の気配を漂わせていたが、一晩開けて見ると積雪15cm程でほっとした。


昨日準備した木地










昨日の獅子頭内部を搔き出すハツリ作業。

今でも油断すると裏から表にチェーンソー のバーを入れすぎて穴を開けてしまう。

即、木地の価値が無くなってしまう大事故である。

慎重に慎重を重ね、石橋を叩いて渡る気持ちで行うのだが・・・。

チェーンソーのバーが自分に跳ね返ってくる、キックバックもあるので更に注意する。

木地を仰向けにして後ろから、切れ込みを長さ15cm約 幅3cm 深さ10cm程で止める。

獅子頭の頭部の内部空間は綺麗なドーム型にすると歯打ちの際に響いて良い音がする。

ノミ痕を残さず仕上げる事も、その為だろう。



以前、臼彫り用と思われるコンパクトな手斧を入手していたので使ってみると具合が良い。

中津川小屋の獅子彫り名人の渡部 享氏の獅子頭木地にも手斧の痕が有った。渡部氏もチェ

ーンソーで縦挽きして手斧でハツル方法を行ったのだろう。ただ柄が短く小指の引っかかり

も無く握るに困難なのだ。しばらく使ってみると手首の返しや、肘関節からの振りでハツル

のがコツだと分かってきた。なるほど臼の底の曲線を彫り出すには適材だろう。


 本日16日夜8時BS日テレ「三宅裕司のふるさと探訪」長井市特集を放映予定だ。

けん玉の山形工房さん、泉の菅麩屋さん、獅子宿、総宮神社の直江杉を取材された様だ。

昨年、12月に三宅さんが獅子宿に取材撮影にウチ来られた。面白いやり取りの取材だった

ので放映を楽しみにしている。三宅さんとはもちろん初対面なのだが、テレビで拝見する

通りの気さくで温和な性格が滲み出てくる。つい私も調子に乗り、はしゃいでし待ったの

で気恥ずかしい所だが、如何に編集されたのだろう。乞うご期待です。
2022.02.16:shishi9:[コンテンツ]

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