2018年11月にテレビ人気番組で放映された飯豊町広河原の一軒家高橋氏宅の居間に赤い獅子頭を目撃した。
早速すぐに電話して高橋氏宅を訪れたが願いは叶わず、その獅子頭は拝見出来ずにいた。

高橋氏宅は隣の集落「小屋」に婿入りし昭和の代表的な獅子頭の彫り師として活躍した渡部 亨氏の実家だっ
た事が判明した。すると、あの獅子頭は亨氏の作だろうと推測できる。

2018年にテレビで獅子頭を見た時は、写真撮影も出来ず残念な思いをし、実際に訪れても目前で確認する
チャンスに巡り合う事が出来なかったが、その時の番組が再放送をするという予告を知り、更に高橋家の
現状も放映された。本年10月11日の再放送にはテレビの前でカメラを用意し今か今かと獅子頭が現れるの
を待っていると遂に現れた。








意外にも渡部亨氏が飯豊町に寄付をした赤い獅子頭のタイプで、同様の獅子を既にコレクションまでしてい
る。正確には亨氏の作か、古くから家に伝わる獅子頭なのかは不明だあるが、亨氏の作の様な顔付である。


小屋の丸山家所蔵の赤い獅子　丸山家は亨氏と親族関係


コレクションの獅子頭

2018年に目撃した獅子頭はついに確認できたが、また別の謎は深まった。栂峰神社の獅子頭について詳しく
聞き取り再調査をしなくてはならない。