二、三週間前のこと・・獅子彫りをしていると近くで子猫の鳴き声が聞こえてきた。

そういえば無断で侵入した母猫らしき猫が仕事場で何回か目撃している。まさか勝手に住み着いたのでは?
と案じていたが、しばらくしてか弱い鳴き声が聞こえてきた。獅子宿付近でウロウロしているメス猫の通称
「加藤茶」の子で、まだ二、三歳の娘なのに早々母親になった。母猫の加藤茶は年に二回も出産している様
な多産系の猫でK家に所属してる。

そのうち、猫の鳴き声も成長と共に大きくなり、五匹の赤ちゃん猫を目撃した。
そして、バッタリ母猫と遭遇する。森で熊と遭遇した時の対処を思い出してゆっくり後ずさりし何事も無く
獅子彫りを始めるが、母猫はじっと佇んでその場を離れない。

その後、おそらく危険を感じて母猫は子猫を移動させるだろうと思って干渉しなかった。しかし、その後
仕事場に二匹の子猫を残して母親は居なくなったのだ。きっと三匹を移動し、二匹はじきに移動するのかと
思いきや、なかなか母親は戻ってこない。子猫は目が開き空腹を訴えている。
自然の摂理には、なるべく関与しない主義だが、このまま放置できず、自宅に手厚く保護してもらった。



黒虎は雄、白に薄い黒虎が入った子猫は雌で、元気に家中を走り回っている。子猫の愛くるしい仕草は、人間
にとって微笑ましいことだが、先住の猫二匹にとっては大事件だった。突然の未確認動物は二匹の雌猫にとっ
てエイリアンの如しである。先輩の二匹は既に避妊手術が済んでいて母性本能も涌き起こらず、子猫が近づい
ても、容赦無く全否定の威嚇を表すのです。


雌の白地に薄く黒虎入りちゃん

雄の黒虎ちゃん

さて、本題です。
獅子彫り小屋で生まれた子猫の里親を探しています。責任を持って可愛がって戴ける方ご連絡はこちらのブログ
までお願い致します。
子猫達は動物病院で診察してもらって、異常は皆無で健康でした。