宮内熊野大社で七夕獅子頭展示

  • 宮内熊野大社で七夕獅子頭展示
明治期 小関庄左衛門氏の作

8月7日 恒例の七夕祭りの獅子頭展示が宮内町熊野大社で開催され、獅子宿から2頭が出品し展示された。
その獅子頭は熊野大社所蔵のケヤキ白木の3頭をモデルに制作した獅子頭である。目と各所に朱で着色さ
れた様式は、置賜でも唯一である。なぜ神社に3獅子が所蔵されているかは謎で不詳だが、神輿の先払い
としての獅子頭ではないかと推測する。3獅子の一番古い獅子頭は作風から、米沢の柳町 桂八郎ではない
かと考えていて出品した、もう1頭は同じく桂八郎の作と思われる獅子頭を選んだ。







展示は神社拝殿の幅広の階段に例祭に用いられる黒の新旧獅子頭一対を中心に両脇に並べられた。
毎年、宮内町の家々に所蔵されている獅子頭を借用し展示される企画だが、今年はコロナ禍の影響で小規
模と聞いたが40頭も並べられていた。


島貫氏の作と思われる獅子 置賜で珍しい梨地塗りの獅子頭 川西町中大塚熊野神社の2獅子も同様で
作者不明だが、梨地塗りと作風から島貫氏の作と確定

その中でも10頭は菊池熊吉氏の作品と思われ、次に小関庄左衛門の、川西吉田の嶋貫弘志氏などの他、長
井市の総宮神社系の3頭も有った。数点新顔も見られたので町内にはまだ日の目を見ない獅子頭が多数隠
れていると思われる。毎年の恒例事業で顔ぶれは馴染みになってしまったのだが、新顔が現れるので見逃
せない。
2020.08.08:shishi8:[コンテンツ]

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